2012年 09月 27日
アトリエ蒼通信286 2012年9月27日(木) |
9月最後のアトリエ蒼木曜教室。急に朝晩が涼しくなったので、体調をくずしたり、風邪をひいたりする方も多いので、気をつけてください。
秋の果物の代表でもある葡萄が美味しい季節です。形も面白いし、色も種類によって様々なので、絵のモチーフとしてよく使われます。葡萄の色を表現するのに、巨峰などだと紫や紺色と言うことができるとおもうのですが、実際絵に描いて、ただ紫や紺色を塗るだけでは、葡萄の質感が出てこなかったします。葡萄の表面にはブルームといわれる白い粉がついていたり、一皮むけば薄緑色の瑞々しい実が入っている独特の透明感もあるので色を一言ではうまく表せません。葡萄に限らず自然のものの色は単純に絵の具の色では表せない微妙で複雑な色合いをしているので、描く人は自分が葡萄を見て感じる様々な色を使って描いてみるのが良いと思います。葡萄の中に赤や黄色や緑を感じたらその色を素直に置いてみるときっと自分の感じた葡萄に近づくと思います。自然の風景を空は青、木は茶色、葉っぱは緑と単純に頭で考えてしまうととてもつまらないものになってしまうのと同じです。物を見るというのは、ただ正しい形を見るだけではなく、そこにあるものの質感や色彩を感じることでもあるのです。
今日の作品。

籠に入れた野菜や果物を描いた油絵作品。絵を描く前にパレットに余ったいろんな色を無作為に塗って、絵の下地を作ってから描いていますので、複雑な色彩と絵肌を生み出しています。

秋の果物と壷を描いた水彩。絵の具の扱い方が柔らかくなってきたように感じます。
秋の果物の代表でもある葡萄が美味しい季節です。形も面白いし、色も種類によって様々なので、絵のモチーフとしてよく使われます。葡萄の色を表現するのに、巨峰などだと紫や紺色と言うことができるとおもうのですが、実際絵に描いて、ただ紫や紺色を塗るだけでは、葡萄の質感が出てこなかったします。葡萄の表面にはブルームといわれる白い粉がついていたり、一皮むけば薄緑色の瑞々しい実が入っている独特の透明感もあるので色を一言ではうまく表せません。葡萄に限らず自然のものの色は単純に絵の具の色では表せない微妙で複雑な色合いをしているので、描く人は自分が葡萄を見て感じる様々な色を使って描いてみるのが良いと思います。葡萄の中に赤や黄色や緑を感じたらその色を素直に置いてみるときっと自分の感じた葡萄に近づくと思います。自然の風景を空は青、木は茶色、葉っぱは緑と単純に頭で考えてしまうととてもつまらないものになってしまうのと同じです。物を見るというのは、ただ正しい形を見るだけではなく、そこにあるものの質感や色彩を感じることでもあるのです。
今日の作品。

籠に入れた野菜や果物を描いた油絵作品。絵を描く前にパレットに余ったいろんな色を無作為に塗って、絵の下地を作ってから描いていますので、複雑な色彩と絵肌を生み出しています。

秋の果物と壷を描いた水彩。絵の具の扱い方が柔らかくなってきたように感じます。
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by mitsuo_ishimoto
| 2012-09-27 23:36
| アトリエ蒼通信
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