アトリエ蒼通信36 2008年11月27日 |
朝モチーフを並べようと僕のお宝箱の中をいろいろ探っていたら、深緑色のベッチンの布が出てきました。ベッチンは古いでしょうか?ベルベットといえば良いのでしょうか?とにかくその布です。とりあえず敷いてみて昨日買ったシクラメンの小さな鉢植えを置いてみたら何か急にクリスマスぽくなってしまいました。ついでにシルバーのローソク立てとクリーム色のろうそくを立てたらますますクリスマス。まだちょっと気が早い感じでした。結局シクラメンはシクラメンのみで描かれ、ろうそくは他のものと合わさってまた違うモチーフになり描かれることになりました。絵のモチーフはお店のディスプレイとは少し違うようですね。
今日は水彩を一枚。

柿や落ち葉を描いている途中です。柿と落ち葉数枚を描いてから、背景を水で濡らし色を置いたところで時間になりました。これから枝や他の物や影などをいれていく予定です。
今日は上の途中の作品を選びました。このまま背景を塗らないで、落ち葉や枝などを描いていくのは順等なパターンかもしれません。でもあまり順等に進んでもおもしろくないので、今日は途中で失敗を恐れずに背景を一気に描く冒険をしてみました。絵には冒険やそれによる偶然が成功の鍵をにぎっていることがよくあります。自分の技術の中だけで描いているといつまでたっても自分を感動させられる絵になりません。何か物足りなさを感じてしまいます。たまには自分の技法やプロセスを破ってみると必ず新しい発見があるはずです。そのかわり、失敗のリスクも増えてきますが、たかが絵です。どんどん失敗をしてみてください。