水曜絵画通信18 2008年11月26日(水) |
昨日の午後、近くの緑道で散歩の途中に落ち葉をたくさん拾ってきました。今日はモチーフに落ち葉を加えて晩秋の雰囲気をだしました。落ち葉は1枚じっくり描くだけでも美しいし、水彩のぼかしの勉強にもなります。そしてお金もかかりません。生徒さんからもご自宅で採れた柿やキウイをいただきこれもモチーフに。今日は水彩を2点紹介します。

ムベとカラスウリと落ち葉です。構図やムベのツタなどがとてもリズミカルに描かれていてよいですね。色も奇麗です。絵具をぼかすためにたらし込みをしますが、塗ってすぐ次の色をさすか、少し後に次の色を置くのではにじみ方が違いますので時間を工夫するといいですね。

水彩で色を付ける時は手当たり次第に塗らないで色彩計画を立てるとよいです。
背景をどんな感じにしようか?とか葉っぱは表の色から塗るか裏の色から塗るか?とかここは濃くしてこの辺は明るくとか?ここの明るいところは白抜きにしようとか?いろいろです。いきなり頭では考えられないぞという人はどこかに少し薄めの色を置いてみてそれから考えるのも大切。計画はいつでも変更可能です。計画どおり進む絵はまずありません。少し絵を離して見て次の計画をたてるのです。その計画が想像力だとおもいます。