土曜絵画通信02 2008年11月15日(土) |
生徒さんは1人でしたが、すごく真剣に描いていました。高校生の時に一度油絵を描いた経験があったそうですが、改めて描いてみるとまた感じが違うようでした。少し時間がたりなかったみたいですが今日の作品です。

リンゴの表現がすごくいいですね。色も自然で美しいです。もう少し時間があったら影を描いたり細かいところを描き込んだりしていけばよいでしょう。
このJ−2の体験教室で今まで10人以上の方が初めて油絵を描いています。このブログのカテゴリのなかの土曜絵画通信と水曜絵画通信を前へたどって行けば見ることができますが、改めて見てみると同じモチーフでも並べ方から色の使い方、厚塗り、うす塗り、大胆なタッチから繊細なタッチまでその内容は人それぞれです。油絵には正しい描き方というのはありません。自分の性格に一番あった描き方が正しい描き方と言えるのかもしれません。自分らしい描き方を見つけて行くことが絵を描く楽しみなのでしょう。みなさんの作品を見ていると自分が初めて油絵を描いた時のことを思い出します。僕が初めて油絵を描いたのは小学5年生のころ。担任の先生が油絵を描くから、君たちも描かないか?というので絵の好きな僕と友達2〜3人で放課後に始めました。昔はキャンバスなど高くて買えなかったのでその辺にあったベニア板に描きました。確かリンゴやバナナやみかんなどの果物を描いたと思います。色を混ぜすぎて少し暗い感じになった記憶があります。それから何点か描いてから道具は眠ったままに。高校2年生のとき美術部に入りまた油絵を始めました。それからのめり込んでしまったわけですが、あの頃はこんなに長く油絵を描くとは思いも寄りませんでした。あの小学生の時油絵に出会わなかったら今頃はまじめなサラリーマンになっていたのかな〜?などと思うのでありました。