アトリエ蒼通信34 2008年11月13日(木) |
木曜日は午前と午後があるのでモチーフも沢山車に積み込みます。いろいろ積み込んでいたらご近所の方がいらしてお庭のムベ(アケビのような実のなる蔓植物)をいただけることに。
ここのところマンネリ気味のモチーフだったので有り難く大きなのを一ついただきました。その辺の落ち葉や庭のやまぼうしの木の葉っぱを採って準備完了でかけました。教室について荷物をおろしていたら冷蔵庫に入れておいたリンゴや柿やユズやレモンや野菜などいろいろすっかり忘れてきたことに気がつきガッカリ。取りにもどる時間はないので今日はなんとかあるモチーフで賄いました。秋になってすっかり色が変わった多肉植物やら、ムベやらのモチーフです。午前中は全員水彩。午後は油絵を描く方が多くまだ途中の作品ばかりなので今日は午前の水彩を中心に紹介します。写真を撮ろうと思ったらまたカメラを忘れていることに気がつき再びがっくりです。新しい出来事に興味を覚えるとさっきまでのことをすっかり忘れるおめでたい性格の自分が情けなく感じました。携帯のカメラで撮影したので少し画像は悪いのですがご覧下さい。

先日スケッチに行ってきた白馬の風景だそうです。未完成だった続きを写真を見ながら描きました。紅葉と雪を冠った山が美しいです。こういう前景から遠景に折り重なった風景は最初大きな単位で形をとらえていくと遠近感が出てくると思います。

多肉植物とレンガ落ち葉などです。まだ途中ですが不思議な色合いの植物と落ち葉の感じがとても美しいですね。透明水彩は乾くと少し色が淡くなるので水加減を調節して鮮やかに出したい色や濃い部分などは若干濃いかなと思う位描いても大丈夫です。鉢の中の土や地面(テーブル)を少し描いて完成でしょうか?

こちらも多肉植物です。土をいれるシャベルなど少しハードなものの形がもう少しシャープでも良いかなと思いました。落ち葉や背景の処理などとても奇麗です。

これがムベ。郁子と漢字で書くそうです。難しいモチーフですが複雑な葉とツタの感じがうまく出ています。色数も少ないので気合い100で描くところと60位で軽く流すところなどメリハリを付けて描くと良いと思います。時間をかけて120パーセントのパワーで描ききるのもまた面白いかもしれませんが・・・。

林の木から吊ったブランコに乗る少女の絵です。少女や自転車がかわいいです。
背景の森や地面が難しいですね。作者のやさしい視線を感じる作品です。