2008年 10月 26日
エアーブラシ通信15 2008年10月25日 |
第4土曜日の今日は ジョイフル−2瑞穂店のエアーブラシ教室です。
エアーブラシは液体状の絵具や塗料ならだいたい何でも使うことができます。
簡単な物では、水彩絵具、カラーインク、顔料が細かいので詰まることも少なくて描きやすいのですが、紙など浸透性のあるものにしか描けないのと耐光性や堅牢性があまり良くないのでマスキングなどを多用すると折角塗った色がはがれることがあります。紙に描いたドローイングなどにエアーブラシでさらりと色付けするのに向いています。この教室では最初はエアロフラッシュというホルベインから出ているエアーブラシ専用の絵具を使っています。水性で乾くと耐水性になるアクリル系の絵具ですが、エアーブラシに合う粘度にしてあるので軽く振るだけで使えて便利です。少し不透明な絵具なので透明色として使いたい時はカラーレスを混ぜて使っています。だんだんエアーブラシに慣れてくると、普通のアクリル絵具と併用しています。アクリルはリキテックスのソフトタイプが柔らかくて混ぜやすいのでおすすめします。アクリル絵具は透明度が高いので黒い画面(宇宙や夜景など)の光の表現に便利でですし、乾くとエアロフラッシュより丈夫なのでマスキングを何度も重ねる絵には向いています。また嫌なにおいも無いので家庭でも使いやすいですね。イラストボードはクレセントボードをお勧めします。紙の目も細かくて表面が硬くて丈夫です。他のものだと、マスキングをはがす時に表面の紙がはがれてしまったり、カッターの痕が残ってしまったりして失敗することがあります。
今日完成したクレセントボードに黒のアクリル絵具で下塗りをして描いたオーロラの絵を掲載します。
黒の下塗りの後にウルトラマリンブルーと白を混ぜた色で空の半分位をグラデーションします。次にウルトラマリンブルーかフタロシアンブルーなどの透明色を薄く溶いて空全体に噴きます。白でオーロラの形を描いて透明色の赤や緑で染めていくとオーロラの幻想的な感じがでてきます。手前の木を黒で描いて星をちらして完成です。言葉で書くと簡単ですがやってみるとなかなかむつかしいです。色はあまり重ねすぎると暗くなってしまい明るさがでなくなってしまいますので気をつけて。黒い画面から描く時はまず白で形を描いてから色を染めるように塗って行くのがポイントです。不透明の白と透明色をうまく使いこなすのがこつです。
油性の塗料(エナメルやウレタンなど)はバイクや車ヘルメットなどの金属やプラスチックなどに描くのに便利です。水彩のアクリルではちょっと引っ掻くとはがれてしまいます。油性塗料はシンナーなどを使うので換気の良い場所で使ってください。マスキングはシートを貼ってカッターを入れると下の塗装に傷をつけてしまうのであらかじめカットしたシートを貼るか、マスキングテープなどをうまく使ってマスキングします。マスキングを全くしないですべてフリーで描いて行く方法もあります。僕の教室ではシンナー類を使えないのでこうした油性塗料は使いません。
今日はエアーブラシで絵を描くときのプロセスについて書きました。エアーブラシはプロセスが大切です。頭の中だけでなく紙に作業の過程を書いておくと便利です。今日紹介したオーロラを描いた方はいつも使った色や作業の順番などをメモしています。とても良いことですね。
エアーブラシは液体状の絵具や塗料ならだいたい何でも使うことができます。
簡単な物では、水彩絵具、カラーインク、顔料が細かいので詰まることも少なくて描きやすいのですが、紙など浸透性のあるものにしか描けないのと耐光性や堅牢性があまり良くないのでマスキングなどを多用すると折角塗った色がはがれることがあります。紙に描いたドローイングなどにエアーブラシでさらりと色付けするのに向いています。この教室では最初はエアロフラッシュというホルベインから出ているエアーブラシ専用の絵具を使っています。水性で乾くと耐水性になるアクリル系の絵具ですが、エアーブラシに合う粘度にしてあるので軽く振るだけで使えて便利です。少し不透明な絵具なので透明色として使いたい時はカラーレスを混ぜて使っています。だんだんエアーブラシに慣れてくると、普通のアクリル絵具と併用しています。アクリルはリキテックスのソフトタイプが柔らかくて混ぜやすいのでおすすめします。アクリル絵具は透明度が高いので黒い画面(宇宙や夜景など)の光の表現に便利でですし、乾くとエアロフラッシュより丈夫なのでマスキングを何度も重ねる絵には向いています。また嫌なにおいも無いので家庭でも使いやすいですね。イラストボードはクレセントボードをお勧めします。紙の目も細かくて表面が硬くて丈夫です。他のものだと、マスキングをはがす時に表面の紙がはがれてしまったり、カッターの痕が残ってしまったりして失敗することがあります。
今日完成したクレセントボードに黒のアクリル絵具で下塗りをして描いたオーロラの絵を掲載します。
黒の下塗りの後にウルトラマリンブルーと白を混ぜた色で空の半分位をグラデーションします。次にウルトラマリンブルーかフタロシアンブルーなどの透明色を薄く溶いて空全体に噴きます。白でオーロラの形を描いて透明色の赤や緑で染めていくとオーロラの幻想的な感じがでてきます。手前の木を黒で描いて星をちらして完成です。言葉で書くと簡単ですがやってみるとなかなかむつかしいです。色はあまり重ねすぎると暗くなってしまい明るさがでなくなってしまいますので気をつけて。黒い画面から描く時はまず白で形を描いてから色を染めるように塗って行くのがポイントです。不透明の白と透明色をうまく使いこなすのがこつです。
油性の塗料(エナメルやウレタンなど)はバイクや車ヘルメットなどの金属やプラスチックなどに描くのに便利です。水彩のアクリルではちょっと引っ掻くとはがれてしまいます。油性塗料はシンナーなどを使うので換気の良い場所で使ってください。マスキングはシートを貼ってカッターを入れると下の塗装に傷をつけてしまうのであらかじめカットしたシートを貼るか、マスキングテープなどをうまく使ってマスキングします。マスキングを全くしないですべてフリーで描いて行く方法もあります。僕の教室ではシンナー類を使えないのでこうした油性塗料は使いません。
今日はエアーブラシで絵を描くときのプロセスについて書きました。エアーブラシはプロセスが大切です。頭の中だけでなく紙に作業の過程を書いておくと便利です。今日紹介したオーロラを描いた方はいつも使った色や作業の順番などをメモしています。とても良いことですね。
by mitsuo_ishimoto
| 2008-10-26 00:24
| エアーブラシ通信
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