アトリエ蒼通信26 |
午前の教室は水彩で静物や花や風景を描いています。
最近は旅行などに行って撮ってきた写真を基に絵を描く方が多いと思います。
「やはり風景は外で実際ものを見ながら描かなくては。」と考える方もいますが
僕は写真を使うのも一つのテクニックだと思うので否定はしません。
写真だから描ける風景もあるのです。
例えば、子供達が遊ぶ姿、駅を通り過ぎる汽車、一瞬の夕焼けの美しさ、
列車の窓の外を流れる景色、スポーツ選手、雨に煙る町並み、打ち寄せる波、
照明で照らされた夜の景色、旅行先の朝市の人々、などなどです。
じっくり腰を据えては描けない場所や状況はたくさんあります。
そんな時は写真を撮って後でゆっくり家で描きましょう。
絵はがきや広告写真ではなくて自分が見て撮影したものがやはり
実感があっていいでしょう。
写真を撮る時は、1枚だけでは無く同じところを少し構図や視線を変えて数枚とっておきましょう。後で絵の構図をきめる時にとても役にたちます。
できれば軽くスケッチができれば最高です。
今日はそんな作品を掲載します。

次はぶどうを描いた作品2点。


ぶどう(甲斐路)の色がすばらしくきれいです。
アトリエ蒼でも10月は毎年恒例の秋のスケッチ会をやる予定です。
去年は雨で流れたので今年は良い日を選ばなくては。
でも、まだ日程が決まっていません。10月半ば過ぎになる予定ですのできまったらまた連絡します。