蕗のとう通信10 |
夏休みなのでお休みが多いかと思えばかなりの出席率でした。
今日はヒマワリやカンナの夏の花がモチーフです。
やはり暑い夏にはひまわりが合いますね。油絵や水彩やパステルなどで描き始めました。
今日は少し早めに切り上げて合評会があり、主に7月の人物作品が並びました。
下はその様子です


昨年の7月ごろにも人物を描きましたが、1年経って去年よりも人物の形がしっかりしてきたように思います。多少、プロポーションがおかしかったりすることもありますが、自分の狙いをしっかり持って描いていれば、少しくらいの形の狂いは気になりません。
デフォルメしたと考えましょう。
興味深かった作品を数点写真に撮らしていただきました。

人物の存在感を感じる作品です。
油彩で何度も描き直した結果生まれた独特のマチエール(絵肌)が画面を強くしています。
顔はモデルさんには似てないけど表情は面白いですね。
チャイナドレスの模様と背景の壁の模様なども工夫されています。

人物とその空間を素直に正確にとらえたいい作品ですね。
アクリルガッシュで描かれたこの作品は冷静にものを見る力量を感じさせます。
ドレスの質感などもすばらしいです。

最後は蛍袋をモチーフにした油彩作品です。
太い輪郭線の蛍袋と背景のはっきりした色面の構成。
それを鳥が自然に違和感無くつなげる役割をはたしています。
デッサンから着色するまで、様々なアイデアをだして
しっかり構成する力量はすばらしいですね。
何よりも明快な画面が気持ちいいです。
他にも紹介したい作品があったのですが、今日はこの3点を掲載させていただきました。
教室だけでなく自宅でもじっくり制作されている作品にはアイデアやひらめきとともに
集中力を感じます。
中途半端で放り出さないで描ききれるところまで描いてみると、
きっと新しい発見があったり、抱えている絵に関する悩みなどが開けてくるのではないでしょうか。