アトリエ蒼通信18 |
午前中はアトリエ蒼火曜日の教室。
今日はパステル画について書こうと思います。
この教室でずっとパステル画を描いている方の様子を撮影してみました。

右側に色とりどりのパステルのセットが並んでいます。
パステルは顔料を固めてスティック状にしたものです。
写真上の三つはソフトパステル。
右下の角張ったのがハードパステルです。
名前のとおりソフトは柔らかくて広い面積を塗ったりぼかしたりするときに便利。
ハードは細かい部分を描き込んだりタッチを生かした描写に便利です。
パステルは色数が比較的多い物を買った方が良いと思います。
最低36色位からありますが、描いていくうちに欲しい色が増えてきてバラで買い足すことになります。この方も最初36色からはじめたのですがやはり足らなくて100色のものを買いました。
紙は真っ白なものよりグレーなどの中間色の色のついたものが最初描きやすいと思います。
パステル用のスケッチブックも売っています。
数色の色のついた紙にパステルがつかないようにする薄い紙が1枚づつついています。
他にはボール紙などに描いたりしてもいいでしょう。厚くてしっかりしているし、ざらつき加減がちょうどいいのです。パステルの紙はツルツルの物よりざらざらやでこぼこの物が向いています。
パステルで描いた部分を指や布で摺り込むと紙のへこんでいる部分に顔料がつまります。
出ている部分にまた違う色を乗せることにより、様々な調子や表情を出すことができます。
パステルは顔料を紙にくっつけているだけですからそのままだと擦ったりすると落ちてしまいます。最後にフィキサチーフなどの定着剤を吹き付けてパステルを定着させましょう。
今日の作品です。

画面左の横向きのひまわりを描くのが難しいですね。良く観察してみてください。
パステル画は画材もシンプルなので比較的気軽に始められます。
色つきのデッサンをしているような感じで形の修正も楽です、油絵のエスキースとして描いてみるのも良いと思います。
他に油絵の静物を描いている方もそろそろ完成に近づいてきました。
