蕗のとう通信06 |
蕗のとう絵画サークルの日。月が変わったので新しいモチーフになりました。
今月はシンプルに花。ダリア2鉢、ホタルブクロ、白い蘭(たぶん デンドロビウム)の
鉢植えが用意されました。
またまた写真を撮るのを忘れました。携帯で撮ろうと思っていたのに・・・。
今日はデッサンからじっくり始められる方が多かったように思いました。
サークルや教室で絵を描いていると、水彩や油絵をすぐ始める方が多くて、
じっくりデッサンをする機会が少ないように思います。
なかなか形がとれなかったり、構図がうまく決まらなかったり、描き込めなかったり、
塗った色が浮ついて見えたりするのはやっぱりデッサン力の無さから来ることが多い
ですね。
あわてて絵具で描き始める前にじっくり見てデッサンをするのも、遠回りのようで帰っ
て近道だったりします。
また、デッサンにはいろいろな意味があり、タイプがあります。
まずは、短い時間で安い紙に描く、メモやクロッキーと呼ばれるもの。
これは絵全体のリズムや構図をつかむのにとても有効です。
安い紙に何枚も描いて絵の構想を練っていくのも良いと思います。
アイデアや発想をメモしておくことにも使えます。
他には中心になるもの例えば花や、人物なら顔や手をじっくり観察してデッサンを
していくのもよいと思います。
水彩の下絵として描くなら、あまり影や調子をつけないでシンプルな線だけで
植物などを描いてみるといいですね。
鉛筆だけでなく、木炭などでざっくりした調子を使いながら描いてみるのも楽しいです。
パステルで色を使い描くのもデッサンの一つです。
こういったデッサンのことを素描とかドローイングと言ってタブローとは分けて呼ばれる
ことが多いですね。多くの画家は油絵以外にたくさんのドローイングを残しています。
油絵の習作としてパステル画や水彩画を描く画家もたくさんいます。
いろいろ書いたのでかえってわからなくなったかもしれませんが、絵を始めたら
まずたくさんのデッサンをすることを心がけると必ず上達すると思います。
毎日、日記の代わりに身近なものを一点デッサンするのも良いですよ。