2022年 02月 15日
水平と垂直の取り方。 |
日曜日の夜から降りはじめた雪は朝になって見たら屋根や車に薄く積もっていたくらいで済みました。今年は寒くて雪が多いので、スタッドレスタイヤを新しいものと交換したのですが、未だ活躍する日がありません。まあ、それは良いことなのですが。
今日は新所沢のアトリエ蒼、火曜日の教室。
午前中のクラスで水平や垂直の話をしました。
風景や静物を描くときは建物の縦線や立てている瓶などは必ず垂直になります。(高いビルを下から眺めるときはパースがつきますが)また池や湖や海や田圃は水平に見えるように描かないと地面が傾いて見えます。
しかし描いていると気が付かずに垂直が左右に傾いていたり、水平が歪むことが多いようです。
自分でも文字を描くときは必ず歪んでしまうのですが、絵を描くときは長年の練習の結果か水平や垂直がそんなに歪むことはありません。
そんなときは四角い紙の直角を当ててみると垂直や水平が一眼でわかります。
油絵などでまだ乾いてないときは筆などで左右を測って比べてみるとわかります。
他のものとの関係や目の錯覚で水平に描いているつもりが右上がりになってしまうことがよくあります。
時々絵から離れて少し遠くから見ることが大切です。集中するとどうしてもずっと座りっきりなるので、30分に一度くらいは絵から離れてみることを健康のためにもお勧めします。
ただ絵によっては敢えて垂直や水平を歪めることもあるので、必ずしも水平や垂直にならなくてはいけないわけではありません。
午後はデッサン会。今日も皆さん熱心にデッサンをされていました。みんなでデッサンをする時の張り詰めた静かな時間が気持ち良いので、若い頃から好きでした。
午前のモチーフと作品。
by mitsuo_ishimoto
| 2022-02-15 21:46
| アトリエ蒼通信
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