午前中は公民館の絵画サークルに行き、午後からは都内へギャラリー巡りに行きました。
まず、吉祥寺の
アートギャラリー絵の具箱の「高草木裕子展〜迷宮よりⅡ」へ。高草木さんは細胞のような網目模様の絵画やインスタレーションを各地で精力的に発表している作家さんです。11月28日(日)まで。

その後銀座へ。
高輪画廊で「竹原祥司展」を見ました。竹原さんは大学で僕より一年上の学年。マチスやボナールを思わせるような心地よい色彩と軽妙なタッチで静物や風景や人物など、何を描いても自分独自のスタイルで描ける作家です。新しい表現を求めすぎる現代の美術状況において最近はこういう画家が少なくなったように思います。11月27日(土)まで
その後
ギャラリー志門の「安藤榮作・長谷川浩子2人展 MILESTONE」を見ました。
安藤さんは斧で刻むように彫る木彫家、長谷川さんは丸くて柔らかな作品を彫る木彫家。お二人は震災の津波で家や作品と愛犬を流されて現在は奈良県で制作してしています。安藤さんは平櫛田中賞や円空賞なども受賞されていて各地で展覧会を開催しています。写真の白い彫刻が長谷川さんの作品。12月4日(土)まで

その後、
藍画廊の「瀬古徹展〜示すのこころ」を見ました。
白い空間の壁に十分な余白をとって10センチほどの小さな絵画作品が9点展示されています。絵の支持体は壁より5センチほど浮くように丁寧に作られてその上にテンペラで描かれています。絵画でありながらモノのようなこれらの小さな作品にいつも惹きつけられます。12月4日(土)まで
今日はいい作品に出会えて楽しい1日でした。