毎年桜が咲く時期はまだ肌寒く、夜はダウンなども着ていた記憶があるのですが、今年はやたらと暖かい。家でもトレーナー1枚で過ごせ、もうストーブがいらないくらいです。今日は火曜日ですが教室のない日なので、小屋とカメラを持って青梅方面にドライブに行きました。河原で撮影するのが目的です。
吉野街道を走っていると、吉川英治記念館が目に止まりました。失礼ながら1冊も読んだことはないのですが、こういう古い家が大好きなので見学することにしました。養蚕農家を改装したという自宅は使いやすく手を入れられていて今でも住めそうなかんじで、洋館の書斎も素敵です。庭から少し上がったところには記念館の展示室があり、その内容も充実していて楽しめました。館の方から勧められた裏の愛宕神社は桜が満開で、急な石段を登ると桜と芽吹き始めた山々と青梅の町が一望できます。
その後沢井辺りの河原に降りて、小屋の撮影。岩の上に登ったり、砂浜に這いつくばったりしながらの撮影は結構疲れました。
ついでだから日原にも行くことにしました。日原鍾乳洞で有名ですが鍾乳洞には入らずに少し散歩した程度で帰ってきました。
日原鍾乳洞に1浪の冬にクラスのみんなで来た記憶が蘇ってきました。川井あたりの夏用バンガローで自炊して1泊して次の日にやってきました。もちろん電車とバスです。寒いので石油ストーブまで担いで持って行きました。なぜ、入試前の冬にやってきたのか?もうその頃の精神状態はみんな普通じゃなかったのか?美大の受験というのは普通大学の受験とは全く違っていました。想像できないと思いますが。でも楽しかったな〜。
その頃の友人たちとは今でも長い付き合いです。
