2021年 03月 12日
ゴミになるか、お宝になるか。 |
我が家の物置部屋に段ボールや衣類、危険物や使わない電化製品などが溜まって来たので、クリーンセンターに直接搬入に行きました。おかげで物置部屋も少し片付きました。
物は片付けても片付けてもまた増えます。いつの間にかまたいっぱいになるのです。どんどん捨てられるタイプでは無いので、あまり物を買わないようにしてはいるのですが。
物に執着しているわけでは無いのですが、長年暮らしているとどうしても廃られない物も増えて来ます。
第一ほとんど売れもしないものを、毎日作り続けているのですから増えるはずです。
車でも、家でも、服でも、家具でも、電化製品でも、時計でも、最終的には使い終わったり、古くなったり、壊れたりすれば最終的にはゴミになってしまいます。つまりは物作りはゴミ作りでもあるわけです。作った後なるべく自然に帰せたり、再生できるようにすれば良いのですが、結局燃やせないものは埋め立てたりするしかありませんし、プラスチックなどは海に流れていって海洋汚染などが問題になっています。ものを作るものとしてはなるべく自然素材で物作りをしたいとは思いますが、油絵具も決して安全な素材ではありません。
アート作品のほとんどは作られてそのまま作者が保管します。幸運にも誰かの手に渡った作品は飾ってもらったり、保管されたりしながら、それも最終的にはゴミになるかお宝になるかを待つことになります。持ち主が、ずっと大切にしてくれていれば作品として価値は大いにあるし、中には本当に価値がでて次の持ち主に渡っていくこともあるだろうし、子孫に受け継がれていくこともあるかもしれません。
僕の作ったものが、誰かの手に渡って、それがずっと長く持ち続けてくれるのか、それともゴミになってしまうのかはわかりませんが、僕の手を離れた時点で違う命が吹き込まれて持ち主との新しい関係を築いていくのかもしれません。それらが価値を持って、長く持ち続けられるかどうかは、僕のこれからの努力にもかかってくるのでしょうが。
by mitsuo_ishimoto
| 2021-03-12 21:23
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