昨日の暖かさとは打って変わって今日は雪が降る寒い1日でした。
新所沢のアトリエ蒼木曜日の教室。
1月ももう終盤。緊急事態宣言が出て感染者も少しは減ってきましたが、まだまだ高止まり状態です。2月7日に解除されるとは思えない状況ですが、さてどうなるやら、もう先のことはあまり気にしないで今日一日を楽しく過ごすことにしてからは、少し気が楽になりました。
教室がある日はいつもお昼におにぎりを2個食べることにしています。もう何年もお昼におにぎりを食べていますが、飽きることもありません。2個のおにぎり以外はタクアンや奈良漬けなどがついていて時々卵焼きやウインナーなどのおかずも付いたりしますが、基本はおにぎりが2個なのです。
偶然にも秋田の親戚からはあきたこまちのお米が、広島の親戚からは広島の海苔が、奈良の兄からは紀州の梅干しが、催促することもないのですが毎年夏と冬に送られてくるので、それらで家内がおにぎりを作ってくれます。ほぼ頂き物で賄えるのも不思議です。
僕の生まれた関西のおにぎりというのは比較的小さくてタワラ型で焼きのりではなく味付け海苔で巻いていあることが多く、母の作るおにぎりは大抵そういうものでした。小学6年の頃、テレビで大きな三角のおにぎりに海苔を真っ黒になるくらい巻いて竹の皮にくるんであるのを食べているのを見て、母にどうしてもこのおにぎりを作ってくれとせがんで二人分作ってもらいました。友人のY君と家からも見える禿山の頂上(杉の木を切り出して禿山になった部分がある)でおにぎりを食べようと、二人で登って頂上で真っ黒な大きなおにぎりを食べました。ただ、それを眺めの良い場所で竹の皮から出して手で掴んでガブリと食べたかったのでした。
それから、Y君とは時々おにぎりを持って山に登ったり、川沿いを隣の町まで歩いて、誰もいない河原でおにぎりを食べて、川で泳いだりしたことがありました。中学を卒業以来、Y君とは会っていません。とても頭が良くて物静かで、ボソリと面白いことを言う友人でした。
おにぎりを食べる時、時々Y君を思いだします。