油絵ってなんですか？

今日は晴れてすこし暖かい。

朝一でジョイフル本田に油絵具や画材を買いに行きました。ついでに食料も買い出し。

緊急事態宣言の影響で平日の事もあってお客さんも少なめでした。

本来なら今日は水曜絵画教室のある日なのですが、休講中なのでただの買い物客です。

僕は長年油絵で絵を描いていますが、最近の若い人はアクリル絵の具を使う人が多いようです。高校の美術の先生をしている友人によると「油絵ってなんですか？」という生徒もいるようです。確かに子供の頃は水彩絵具を使うし、その後は便利なアクリルで描き始めると、油絵具は未知のものかもしれません。大人でも油絵具を使って絵を描いたことのある人はそんなにいないかもしれません。値段も油絵具よりアクリル絵具の方が安いし、道具も簡単、嫌な油の匂いも無いし、乾きも早い。筆や道具の手入れも簡単で、メディウムを使えばいろんな表現もできるアクリル絵具は最も現代的で進歩した画材だと思います。

しかしながら、この油絵のねっとりした感覚や、なかなか乾かないので作業性が悪く手入れが面倒臭いところ、が良いのです。変な使い方をすると剥がれたりひび割れたりもするし、褪色もあります。世の中はなんでも便利で安くて綺麗なほうに向かいがちですが、僕は時代とは逆行しているところもあるので古い技法の良さも大切にしたいと思っています。

今の子供達は公衆電話を見たこともないので、電話のかけ方を知らない子が多いそうです。

また最近はキャッシュレスでなんでも買い物をするので、お金についてあまり知らなくて、お釣りという言葉も知らない子どももいるそうです。

スマホができてからは電卓も（もちろんソロバンも）目覚まし時計も、地図も使わなくなったし、電車の切符も時刻表も必要がなくなりました。辞書やカメラや腕時計も持っていない人も多いです。

手帳も使わない人も多いし、鉛筆を使う大人も少なくなったと思います。

ジャンルは違うけど油絵もそのうち忘れられるのかもと思うと少し寂しい気がします。

写真は僕の今日の油絵の道具など。うっ、汚い！

写真に撮ると凄く汚く見えます。

悪い例として。