2020年 11月 26日
座って描くか立って描くか。 |
今日は昨日より晴れて暖かい。
新所沢のアトリエ蒼木曜日の教室。朝教室に向かおうとしたらいつも空いている道が激混みです。そうしたら後ろから消防車がサイレンを鳴らしてやってきました。どうやら道の先の方で火事があったようで、煙も上がっていました。抜け道に回って教室には余裕で間に合いましたが、空気が乾燥する時期に入ってきましたので、皆様火の元には気をつけましょう。
いきなりですが質問です。
皆さんは油絵などを描くときは座って描いていますか?立って描いていますか?
今日午前中の教室で油絵を描いている人は立って描いていました。実は僕も油絵は立って描いています。
座るとなんだか力が入らないというか、細かいところばかり気になってしまうので、ほとんど立って描いています。水彩も途中までは立って描きます。
人間は1時間座り続けると22分寿命が短くなるという研究も発表されています。
できれば立って描いたほうが長生きできるみたいですよ。
実は僕も30代の若い頃、プラネタリウムに投影される画像のイラストレーターの仕事をしていて、毎日椅子に座って、細かい街の絵などを描いていました。どのくらい細かいかというとある街の高いビルの屋上からの眺めを360度そのまま窓の数も合うように描くという、とても地味な仕事です。
田舎の町の場合は家やビルも少なく緑や田んぼが多いので助かりますが、中には大阪市のど真ん中なんていうのもありました。その頃は毎日10時間以上座りっぱなしで、運動もしないのでついに酷い腰痛になり、痔になり大変でした。今はそうした仕事は写真で簡単にできるようになりましたが20〜30年前は手で描いていたのです。
その頃から座るのが嫌になり、なるべく自分の絵を描くときは立って描いています。ずっと立っているのも大変ですが座っているより調子が良いので、座ると命が縮む研究はあながち嘘ではないように思います。座りすぎの方はご注意ください。
写真は今日の午後のモチーフです。
by mitsuo_ishimoto
| 2020-11-26 21:23
| アトリエ蒼通信
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