2020年 10月 21日
オオカミについて考える。 |
今日も良い天気。
今週の図書館で借りた本はニホンオオカミに間する物を数冊。
以前も書いたことがあると思いますが、1905年(明治38年)僕の実家の近くでニホンオオカミが捕獲され、たまたま来ていたアメリカ人の動物学者に買われて現在は大英博物館に保管されています。
それ以来ニホンオオカミは捕獲されていなくて、その個体が日本で最後に捕獲されたニホンオオカミになっています。実家の近所にはニホンオオカミの銅像が建てられています。
関東に住むようになると、青梅の御岳神社や秩父の三峯神社などにはオオカミ信仰があって、狛犬の代わりにオオカミが祀られていたり、オオカミの護符が出されたりするのを知るようになります。以前御岳神社や三峰神社にも行ったことがありますが、なぜ関東にはオオカミ信仰があるのかははっきり知りませんでした。
今週読んだのは「オオカミの護符」小倉美恵子著という本。
川崎市宮前区土橋の農家の出身の著者が実家の土蔵の扉に貼られたオオカミの護符の謎を調べると、代々土橋の集落では御岳講が行われたいたことを知り、関東の農家と秩父や青梅の山々の信仰について興味を持ち各地を取材して映像で記録するようになるというドキュメントです。
ちょうど僕もオオカミの絵を描こうと思っていて、そういう歴史的なことを知りたいと思っていたところだったのです。意外と知らないひと昔前の関東の農村(今は高級住宅地になっている)の姿を知ることができる本です。
そんなわけで他にもニホンオオカミに関する本を数冊借りたので読もうと思います。
オオカミのドローイングも何枚か描いてみましたが、まだまだです。
by mitsuo_ishimoto
| 2020-10-21 21:02
| いろいろ
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