2020年 09月 25日
小山夏比古彫刻展を見る |
朝から雨の一日でした。
今日は保育園の4歳の造形の日。子供たちはとても元気なので次第と声も大きくなりますが、マスクをつけていると声が通らないので余計に声を張るので終わった頃には少し喉にきます。
帰りに吉祥寺のgallery shell 102で今日から始まった展覧会「小山夏比古彫刻展 形象・エロスの変容〜いのちの形〜」を見に行きました。
小山夏比古さんは実は僕の高校の美術の先生。愛知芸大の彫刻家を卒業した後、パリに渡り、ボザールで彫刻を学びます。その後帰国して僕の母校の美術の先生になりました。ちょうどそのとき僕は高校2年生で美術部に入り先生と出会います。僕が美大に行くきっかけになった恩師です。その後は美術の先生を辞めて東京でデザインなどの仕事をしたり美術館の音声ガイダンスの仕事をしたのち、箱根の「星の王子様ミュージアム」の総支配人になりました。そちらも定年退職した後はやり残した美術の道に戻り素描や水彩の個展などを開いていました。その間ずっと連絡先も知らなかったのですが、偶然facebookを通じて連絡を取るようになり、お互いの個展に行き来するようになりました。そして今回は本当に久しぶりの彫刻による個展を開くことになりました。それはパリでの制作の継続でもあり、制作できなかった長い時間を埋めるように凝縮した制作の日々だったのだと思います。小さな首像からトルソーや等身大の上半身のテラコッタ像など22点の作品が展示されていました。どれも生を形にしようとする欲望に溢れているような作品でした。数年前平面作品を描いていた先生に是非また彫刻を作ってくださいとお願いしたことが彫刻再開のきっかけになったようです。もう年齢も70を超えていますがまだまだお元気で制作されているのを見ると、僕も頑張らなければと思うのでした。展覧会は10月5日まで(火、水は休廊)
by mitsuo_ishimoto
| 2020-09-25 21:12
| いろいろ
|
Comments(0)