2020年 09月 24日
美術系の本を読む。 |
台風12号は予想より東にずれたので関東の雨も大したこともなく助かりました。
今日は新所沢のアトリエ蒼の木曜日の教室。
台風が連れてきた冷たい空気のせいで朝から少し肌寒いくらいの気温でした。
秋になって夜が長くなると本を読みたくなります。
最近はあまり本を買わないで図書館で借りるばかりですが。先週借りた本は「5歳の子どもにできそうでできないアート〜現代美術100の読み解き」スージー・ホッジ著という本。と「セザンヌ」アレックス・ダンチェフ著という¥9,000もする本。最初の方は読んでセザンヌに移ろうとしましたがあまりにも分厚くて文字が多いので今週中には絶対読めそうにもないのでまた次回改めて借りて読むことに。
その前の週に読んだのは「現代アート本当の学び方」と「芸術が分からなくても美術館がすごく楽しくなる本」という2冊。どちらも知っていそうで知らないことをちゃんと書いていてくれてわかりやすい本でした。現代アートや美術館を本当に楽しんだり学んだりするのは最初ちょっと敷居が高い気がしますが、慣れてしまうと予想以上に楽しいものです。そして現代美術は分からなくても全く構わないし、すごく面白いと思うものもあるけれど、まったく自分には響かないものや、好きになれないものも多くあります。美術館で作品を見ることは食事をするのと同じで好き嫌いがあって当然です。すべてが素晴らしいものと思って見ない方がいいと思います。もし自分が相当な金持ちで自由に使えるお金がいっぱいあるという気分になって、美術館にある作品を買うとしたらどれを買おうかと考えながら作品を見たりするのも楽しいものです。現代美術は評価が決まってない作品も多いので若い人の作品は意外と安く買うことができます。美術館ではなくて画廊やアートフェアーを回って好きな作品を探して購入するのも楽しいものです。
見方や楽しみ方はいっぱいありますが、さて自分が作る側に立って美術を学ぼうとするとこれはまた少し大変なことも多いことは事実です。芸大や美大に入学して学ぶ方法もあるし、美術の専門学校もあります。日本には美術大学が国立が1校、公立が7校、私立が19校もあるそうです。美術大学に入るための予備校もたくさんあります。大学や学校に行かなくても自分で学んで作家として活躍している人もいます。
これもまた正しい道はありません。大学を出ても美術の先生になる資格は取れても美術家や画家や彫刻家やイラストレーターとして活躍できる保証はまったくありません。
美術には正解というのがないのです。だからややこしいのかもしれませんがその分自由に溢れています。自分が表現したいことを実現するためには犯罪や危険なものでなければ何をやっても良いのですから。
本の話に戻りますが、最近は美術に関する多くの本が出版されています。画集以外にも画家の人生や画家自身が書いたものもあります。図書館でもいろいろ借りることができますので、もし興味がありましたら読んでみて下さい。
今日の作品は抽象的な水彩。
by mitsuo_ishimoto
| 2020-09-24 21:15
| アトリエ蒼通信
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