2020年 09月 07日
端材が捨てられない。 |
小屋のオブジェを作っていると沢山の端材が出ます。
元の木も端材を使っているので端材の端材です。屋根など斜めに切ることも多いので不定形の様々の形のものが残ります。小さいものはほんの数センチ。うまくいかなくて壊したものや、色を塗ったものもあり、木の種類も様々です。それらをなんとなく種類別に分けて箱に貯めています。いつかこの端材がぴったりとハマる時がくるに違いないと思うと小さな破片も捨てられません。
今日、この感じって以前もどこかで経験したなと思い、ふりかえるとそれはステンドグラスのガラスの端材でした。20歳代の終わり頃ステンドグラスの職人として数年働いていたことがありました。その折も、大きな板ガラスから切り出した様々な色のガラスの端材を大きさや色別に分けてダンボール箱に入れて沢山保存していました。ステンドグラスのランプやパネルが完成して納品した後に端材が増えると仕事をしたという実感が残りました。これらの端材もまた次の仕事で活躍してくれました。
考えてみると30年前も今も大して変わらない同じようなことをやっているのだと今更ながら思いました。そして絵を描く以外にも、色や形を組み合わせて物を作るのが好きなのだということも。実際に出来上がったものは全く違うのですが。
台風10号が過ぎても関東はまだ不安定な天気。今日は一日油絵を描いていました。
写真はその端材の一部。
by mitsuo_ishimoto
| 2020-09-07 21:56
| いろいろ
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