2020年 09月 04日
動物を描く。 |
今日も蒸し暑い。夏はまだ終わっていないようです。
今日は保育園の造形の日。保育園では普段あまり出さないような大きな声で話すので自分自身もテンションが上がって終わったあとはライブで歌ったような気分でスッキリします。ライブで歌ったことはないのですが。
最近は台風が強力で巨大化しているので、帰りに今後やって来そうな大きな台風や地震に備えて窓ガラスに貼る防災シートを購入。貼るのはまた後日。
夕ご飯を食べてまったりとNHKの岩合さんの「世界ネコ歩き」を見ながら、なんとなく動物の絵について考えました。そういえば最近は猫や犬などを描いた作品が多いこと。Youtubeでも猫や犬の動画は大人気。絵も猫好き犬好きには人気があります。
先日もこのブログで書きましたが人間を描くとどうもいろいろと問題があるので、動物だと規制も人権も関係なく自由に表現できるので人気なのでしょうか?
動物の絵というと先史時代のラスコーやアルタミラの壁画から始まり、古代エジプトでは犬や猫や鳥などが聖獣や神として描かれています。
西洋ではキリスト教文化になって人間と共に描かれることが多いように思います。
日本では擬人化した動物が登場する鳥獣戯画をはじめ、花鳥画として様々な動物が描かれていますし、鶏や犬猫、虎や獅子や猿に龍や象まで多くの絵師が描いています。
近代では長谷川潾二郎の猫、熊谷守一の猫や鳥がまず思い出されます。坂本繁二郎はよく馬を描いていました。日本では動物の絵はどこか穏やかで平和な気分にさせる絵が多いように思います。この3人は僕が好きな画家だからそう思うのかもしれませんが。
ピカソなどは闘牛が好きでよく描いていたし、ゲルニカに登場する馬のようにもがき苦しむ激しいものもあり、やはりここでもピカソらしい動物の描き方です。
現代美術の世界でも動物は度々いろんな形で登場して来ますし。彫刻でもフランソワポンポンや三沢厚彦氏のように動物を作り続ける彫刻家も多いです。
やっぱり動物は変わらず人気があるのです。
そうだ!僕も動物を描こう!と思って描いたこともありましたが、猫も犬もちゃんと飼ったことが無いし、動物園に通った思い出もあまり無いのでどうもうまくいきません。
やはり売れそうだからと言って犬や猫なんか描くのも僕にはちょっと似合わないのだと思ってやめましたが、それでも時々忘れた頃に登場します。
写真は「犬と飼い主」という随分前の作品。
by mitsuo_ishimoto
| 2020-09-04 22:01
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