2020年 05月 27日
習作(エスキース)を描くこと |
今朝も少し早く目が覚めました。自粛生活もあと少しなので思い残すことがないようにと思うとついつい早起きしてしまいます。結局早く起きてもボーとしているだけなのですが。
午前中に教室の再開のメールをみなさんに送ると、多くの方から待ちわびていたとの嬉しい言葉が返ってきました。
このまま、感染が広がることなくうまく収束してくれることを祈るばかりです。
午後からは油絵を描き、昨日張ったキャンバスにも色を置き始めました。
コロナ自粛生活がはじまってからほぼ2ヶ月、ほとんど外に取材に出ていないので描く風景がなくなってきました。以前描いたものを少し構図を変えて描いたりもしていますが、だんだんと新鮮味がなくなってきます。
昨年の今頃からなんとなく「コラージュ」を始めました。今年の1月の個展の折にも少し発表したのですが、紙にグァッシュなどでいろんな色を塗りそれを切ったり貼ったりして抽象的な作品を作ってきました。
今回はそれをもう一度水彩で描き直し、また油絵で描いています。大変回りくどい作業ですが、僕は描くイメージがはっきりしないと絵が完成しないので、いわゆる習作というのを沢山作ります。具象的な絵の場合は描くものもゴールもなんとなく決まっています。しかし抽象的な絵の場合はいくらでも描き続けてしまったり、途中で何を描いているのかわからなくなってしまうので、エスキース(習作)を作ります。エスキースはあくまでも仮の目標みたいのもので、それを超える面白いものが描いていくうちに出てくればそれに越したことはありません。
今後外に取材に行けなければ、抽象画だって静物画だって描けるのでそんなに心配はしていませんが、こういう時期に描いたものは自分としては自分の殻を破る大切な作品になるのではと思っています。
今日の作品は抽象的なイメージの水彩。
by mitsuo_ishimoto
| 2020-05-27 21:03
| いろいろ
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