2020年 05月 05日
和紙に描く。 |
今日はこどもの日。ゴールデンウイークも終盤ですが、まだまだステイホーム週間が続きます。
朝から夕方まで絵を描いて、夕食の後にブログを描くという相変わらずな毎日です。
最近正方形の絵を描こうと思い、水彩紙に12cm角の正方形を描き、その中に描いています。まず、適当な大きさの四角形を好きな色で好きな場所に描き、乾いたらまた適当に好きな色の四角形を塗ります。四角形は重なってもいいし重ならなくても良くて特別なルールはありません。なんとなく全体が埋まったら終了です。そんな感じの作品を何点も描いています。最初からイメージするものがある場合もあるし、全くない場合もあるのでどんな作品ができるのかは想像がつきません。習作のつもりで描いています。
しかし、今ある水彩紙が意外と吸い込みの悪い紙で、乾いた上に色を重ねると滲んだり下の色が落ちたりしてどうも思うようにいきません。新しい紙を買いに行くのも憚れるので、紙を入れてあるマップケースの中を探していると、もう30年前くらいに買ったいろんな和紙が出てきました。きれいなままなのもあるし、少し茶色に変色したものやシミができたものもなどもあります。厚さもバラバラ。買った時は結構高いものもあったように記憶しています。このままだと多分一生この紙は使わないだろうと思い、絵を描いてみることにしました。
大きなサイズの紙もあったのでカットするとかなりの枚数が描けそうな量ができました。
早速何種類かの紙に描いてみると染み込み方やにじみ方もバラバラで予想外に面白い表情が出てきます。シミや黄ばみもいい味わいになるので、いろいろ描いてみました。なんとなく抽象的な習作がどんどんできていくのを楽しんでいます。
とりあえず正方形の水彩をしばらく描いてみようと思います。
それに並行して正方形の油絵も描いています。こちらも何を描こうかあまり決めないで描いているので、いつできるのか、どうなれば完成なのかもまるでわかりません。先の見えない日々に先の見えない仕事をする毎日です。
上は普通の水彩紙に描いたもの、下は和紙に描いたもの。
by mitsuo_ishimoto
| 2020-05-05 22:23
| 石本光男作品
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