2020年 05月 04日
コロナで生まれた言葉。 |
今朝は激しい雨音とその後のウグイスの鳴声で目が覚めました。
緊急事態も延長され2ヶ月目に入りました。家に居るのもだんだんと辛くなって毎日酒を飲み過ぎてアルコール中毒になる人も出始めたみたいです。これ以上延期されると鬱病になったり、自殺者も増えるに違いありません。
ソーシャルディスタンス、オーバーシュート、クラスター、メガクラスター、三密、ロックダウン、テレワーク、Web会議、リモート会議、リモート飲み会、ズーム飲み会などという新しい言葉も生まれてきました。新しい言葉が生まれると人はそれを使ってみたくなります。社会的距離よりソーシャルディスタンスの方がかっこいいし、よくわからないけど記憶に残ります。都市封鎖よりロックダウンの方が国際的なイメージです。使っているとロックダウンかロックアウトかよくわからなくなりロックアップなんていう人もあらわれてもうどうでもいい感じです。
それらの言葉がテレビやラジオで使われだすと自分も使ってみたくなります。
一時期流行ったウインウインやワンチームのようにその辺の会社でだれでもが使います。
「近くの病院でクラスターが起こっています。くれぐれもソーシャルディスタンスを守って三密にならないように気をつけましょう。」なんて、自分も言ったような?
自分たちで実践できるものもあります。リモートミーティングやリモート飲み会、ズーム飲み会。
多分やっている人も多いと思います。僕はそこまでしてみんなで会議をする用事もないし、リモート飲み会をするほど酒好きでもないし、返って面倒臭い気がしますし、せっかく自分の自由な時間がいっぱい取れるのだから好きなことをしていた方が楽しいと思うのですが。
さすがにリモート絵画教室とかズームアートスクールというのも無理そうです。やっぱり人と人が会って、一緒に絵を描いたり、実際にあるものを見て描きたいし教えたいと思うのです。しばらく教室がないのでメールで描いている絵を送ってもらっていますが、リモートというほどではありません。
テレビもラジオも人が会わないように最初は距離を置いていましたが、今はほとんどリモート出演になりました。今後どうなっていくのやら、関係者はいろいろ考えているのでしょうけど。
テレビは再放送ばかりだし、FacebookなどのSNSも最近はみんなが活動していないので面白い情報がありません。もちろん映画や演劇やコンサートや展覧会は止まったままだし。
これから少しづつ再開するにしても一気に今までのようにはならなくて、新しい生活スタイルや習慣が自然と出来上がっていくのだと思います。
どうせならそれが良い生活スタイルになってくれて、返って今まで通りにならなくても良いのではと思うのです。満員電車でみんなが同じ時間に会社に行ったり、無駄に長い会議ばかりで残業したり、大きな台風が来ているのに休めなかったり、休日は観光地が大渋滞したり。もとに戻らなくても良いことも沢山あります。コロナで生まれた言葉も、過去の言葉になって、そういえばそんな言葉が毎日のように使われていたのが懐かしくなるような時期がくるのでしょうか?
今日はハンセン病の療養所、多磨全生園の中の建物を描いたもの。秋の風景で季節外れですが。
by mitsuo_ishimoto
| 2020-05-04 21:28
| いろいろ
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