2020年 05月 03日
写真を撮る幸せ。 |
今朝は山鳩の鳴き声で目が覚めました。穏やかな日曜日。毎日が日曜日みたいなものなのでいつもと変わらない朝ですが習慣で日曜は少し寝坊することにしています。
写真は5年前の2015年の5月1日に撮った写真。狭山丘陵付近をぶらぶらしながら撮ったものです。
新緑の綺麗な時期なのでカメラでもぶら下げてぶらりと散歩に出かけたいところなのですが、どうもそういう気分になれません。最近は出かけることがないので当然風景を描くための取材にも行っていません。
時々無性に写真を撮りたくなったりするので自分の作った小屋を撮影したり、描いた絵を撮影したりしていますがちょと味気ないですね。今日は朝からアトリエに篭って絵を描きました。
写真は浪人生の頃に友人のお父さんがカメラ屋さんにつとめていて個人的な月賦でミノルタの一眼レフカメラを買ったのが始まりです。大学生の頃は風景や人物を主にモノクロで撮っていました。大学を卒業してからはしばらく写真を撮ることもなくなりましたが、30代にまたオートフォーカスの一眼レフカメラを買ってその頃やっていたイラストの資料撮影や自分の絵の資料を撮るのに使っていました。そのうちカメラはフイルムからデジタルに変わっていきました。僕もコンパクトデジタルカメラを買って教室のモチーフや風景、作品の撮影までそれ一台でやっていたのですが、昨年ミラーレス一眼のカメラを買ったので、この春はいろいろ出かけて写真を撮るぞと思っていたらこのコロナ騒ぎです。絵は家でも描けますが、写真はどうしても家の中だけでは限界があります。僕はかっこいい写真を撮ろうとか、芸術的な写真を撮ろうとかはあまり思っていなくて、自分が探した小屋や建物、出会った物や人を記録に残すことを第一にしています。だから、ほとんどオートでパカパカ撮りまくるだけですが、最近のカメラはいろんな機能が付いていてメカに弱い僕は、使い方をいまだ覚えられずにいます。あまり考えすぎずとりあえずたくさんシャッターを切ることにしています。デジタルはいくら撮っても後でいらないものは捨てれば良いし、多少失敗していても修正できるので便利な世の中になったものです。
写真家ではないけれども日本中をくまなく歩いて調べた民族学者の宮本常一の撮った写真が好きです。写真に自分の感情などがあまり入っていなくてとても透明感があって自然です。芸術的な美しい写真を撮ろうと思っているのではなく、普通に撮っているので、子供の頃の昭和の記憶がよみがってくるように感じます。
コロナが収まったら写真を撮りにふらりとでかけるのが楽しみの一つです。
写真は5年前の2015年の5月1日に撮った写真。狭山丘陵付近をぶらぶらしながら撮ったものです。
by mitsuo_ishimoto
| 2020-05-03 22:25
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