2020年 05月 02日
脳は右も左も使おう。 |
今日は暑い1日でした。先日まではこたつに入っていたのに。
良い天気なので外に出たい気分ですが今日は1日パソコンの前に座って事務仕事です。事務仕事が苦手な僕は普通の人が1時間でできることを3時間ぐらいかかるように思います。パソコンもブラインドタッチというのが今だにできず、1本指打法では無いにしろ乱れ打ち打法です。間違いが多くて修正ばかり。今日は絵は描けず。映画も見ませんでした。
経理関係の事務仕事というのは普段と全く違う脳を使うせいか今日は書くことが全く浮かんできません。
一般的に、読み、書き、計算など言語や文字の認識や計算や数理的推理、論理的思考を担当しするのは左脳で、右脳は図形や映像の認識、イメージの記憶、直感、ひらめきなどを司るそうです。ということは今日1日ほぼ左脳を使っていたことになります。こういう日は絵を描こうという気にならないのは今日は右脳さんお休みしといてくださいということで、左脳さんが頑張ってるわけですかね。
昔から「絵は右脳で描け!」なんて言われてきたし、先生からも言われたことがあるし、僕も言ったような記憶があるように思います。しかし、右と左を意識的に使い分けられることなどできないのでどうすれば良いのかわからないままでいました。
左脳は「分析や解析」を得意としていて記憶する領域が右脳に比べて少なく大量の情報を長い期間記憶するには不向きだそうです。逆に右脳は五感を通じた「イメージ認識」を得意としているそうです。瞬時に直感的に判断し、記憶容量は左脳より大きいそうです。画像や映像のイメージ情報の認識が高く記憶力も高いとされているそうです。
そう言えば僕は数字や年代や名前を覚えるのがとても苦手なのですが、テレビや映画のシーンはよく覚えているし、街の様子や風景などは一度見ると記憶に残ります。でも本当は両方うまく使えた方が良いのに決まっています。
絵を描くことだけにかぎれば言葉や数字はあまり関係ありませんが、映像や画像を認識することは常に必要です。
しかし描いた絵を人に文章や言葉で説明したり、展覧会を企画したり、描いた絵を売るためには数字や計算もとても必要になってきます。描いたら他の人が全部やってくれることはまずありません。
ただ、絵を描こうとする時に見た感覚や直感ではなく、言葉で考えて描こうとするとつまらないものになってしまうことがよくあります。例えば風景を描くときに青空に白い雲が浮かんでいて草原に木が一本立っています。という言葉を説明するように描いてしまうとありきたりの絵になっていまします。同じような状況を右脳で描く場合だったら以前どこかで見た風景を想像したり、あるいは自分なりのアイデアや色彩を入れたり、光の輝きや季節や風や温度や湿度など自分の体験の記憶からイメージして描いていくとその人らしい絵になるような気がしませんか?
そんな単純なことでは無いのかもしれませんが、説明的すぎるとかありきたりで面白く無いと思う絵を見たら「もっと右脳を使って描けば」と言われていたような気がします。
実はベティ・エドワードという人が書いた「脳の右側で描け」という有名な本があります。
ぼくも随分昔に読んだ記憶があるように思いますが内容はあまりよく覚えていません。絵を勉強する人のための本です。例えばデッサンの描き方を教わるのによく見て描けとか、それぞれの関係を確認しろとかいろいろなことを言われますが、上手な人や先生が描いているところを見たり、先生に形を直してもらったりする方がもっと勉強になる場合ってありますよね。頭で絵の手順を考えるより、描いて手で覚えろ、慣れろ、ということでもあるかもしれません。
でもどちらにしても右も左も脳はうまく使わないと世の中うまく渡っていけないような気がするのでした。
昨日も二人の方が描いた絵を送ってくれました。まだ途中ですがどうですか?ということで少しアドバイスを書いて返送しました。みなさんお気軽に。
今日は10年ほど前に描いた油絵と写真をもとに、昨年水彩で描いたものです。初夏向きかなと思って。
by mitsuo_ishimoto
| 2020-05-02 22:39
| いろいろ
|
Comments(0)