2019年 09月 13日
坂本繁二郎展と塩田千春展を見に。 |
仕事もひと段落して教室もなかったので朝から展覧会を見に出かけました。
まずは生徒さんからチケットをいただいた練馬区美術館で開催中の坂本繁二郎展。明治生まれで戦後まで活躍した画家で僕の好きな作家の一人です。とても柔らか色彩で描かれた馬や阿蘇の風景などで有名ですが、僕は晩年の林檎や柿や植木鉢などなにげないモチーフを描いた静物画が大好きです。それと空の色や雲の美しさ。風景を描くものにとって繁二郎の空の表現に憧れてしまいます。坂本繁二郎展は9月16日(日)までです。練馬区美術館前の公園は可愛い動物の彫刻でちょっとした空想動物園のようでした。
午後からは六本木の森美術館で開催中の塩田千春展〜魂が震える〜を見に行きました。塩田千春はベルリンを拠点に世界的に活躍するパフォーマンスやインスタレーションのアーチストです。今回は25年にわたる塩田千春の活動の集大成となる展覧会です。特に広い空間を使った赤や黒の糸を使ったインスタレーションはすばらしく、現代美術にあまり興味がない方でもきっと何かを感じて「魂が震える」体験ができるのではないかと思います。塩田千春展は10月27日まで。おすすめです。
by mitsuo_ishimoto
| 2019-09-13 17:11
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