2018年 07月 26日
アトリエ蒼通信645 |
今日は暑さも少し和らいだ感じで、台風も近づいてきているそうですが、まだ7月というのに早く秋になってくれないかなと思ってしまいます。
子供の頃なぜあんなにも夏が大好きだったのだろうかと大人になると感じてしまいます。
夏だからといって長い休みがあるわけではなく、逆にいつもより忙しいのが常です。
高原の別荘に行ってゆっくり絵を描けたらいいのにな〜。と先日も書いたような。
生徒の皆さんも今年の夏は暑すぎて、家でも絵を描く気がしなくて全く進まないという声が聞かれます。
それでも暑い中も教室に通ってきていただけるのは僕としてはうれしい事です。
日本人というのは習うことが好きな人種だとよく言われます。そういえば昔から、習字、お茶、お花、は習い事の定番、上達すれば段があがり最終的には師範になります。
段が上がるのがやる気につながり、細かくランクづけされて競争心を煽ります。最近はテレビの番組でも芸能人が作る俳句や絵画などに特待生とか名人とか段をつけておもしろおかしく競っているのを見ると、結局こういう格付けが好きなのがよく分かります。自分の目で良い悪いを判断するのではなく、その道の先生がつけた格付けを盲目的に信用してしまうのは如何なものかと思います。それは多分ものを見る目を鍛えていないから、自分の目に自信が持てない。だから先生がつけたランキングや、学歴や海外留学やらが良し悪しの判断の決め手になってしまうのではないでしょうか?せめて絵画くらいもっと自由な表現であって良いと思うし、自分の目で判断していく力を養うべきだと思います。
今日は7月最後のアトリエ蒼木曜日の教室。
今日の作品は刷毛などを描いた水彩画です。
by mitsuo_ishimoto
| 2018-07-26 21:59
| アトリエ蒼通信
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