昨日は昨年の夏に85歳で亡くなった方が遺された作品を見にお宅に伺いました。20代の頃から絵を描いて公募展などに出品していた方なので、古い作品も多く、また退職してからは多くの時間を絵に費やして来られたのでとても見応えのあるものでした。ほとんどの人は亡くなると写真や思い出以外には何も残らないのかもしれませんが、絵を描いていると作品が残っていきます。遺族の方にしてみればそれらは故人を偲ぶ大切なものでもありますが、今後作品をそうすれば良いのか迷うのも事実です。生前一度も個展を開くことがなかったので遺作展を開いて多くの方に見ていただければということでお手伝いすることになりました。僕もとてもお世話になり、素晴らしい絵を描かれた優しいお人柄の方だったので、是非遺作展を実現したいと思っています。
冷たいみぞれ混じりに雨がふる寒い一日でした。今日は新所沢のアトリエ蒼木曜日の教室。
今日の作品
植木鉢と冬の花。柔らかい色彩が美しい水彩です。
鉢植えの花をデザイン化してアクリルで描いた作品です。