2017年 05月 23日
アトリエ蒼通信579 |
晴れて暑い一日だった今日は新所沢のアトリエ蒼、火曜日の教室。桜と菜の花の咲く小川を上から描いた作品。僕は良く描けているとおもいますが、桜と川の距離感を出すのが難しかったようです。川面に映っている桜もあるし。桜も川面も菜の花も明るいので。 構図や色を変えながら何枚も描いてみるとぴったりくるのができそうな気がします。
ここ数日、昨年亡くなった友人の遺作展を6月に開くために作品を額装する作業をしています。
紙に描いた作品は僕の使っていない額で合う物があれば使っていますが、サイズが微妙に違うのでマットは新しく切ってもらったり、画材やさんに絵を持っていって新しい額を選んだりしましたが、キャンバスやパネルに描いてある物はFやMサイズのものは額を買えばよいのですが、自分で作ったパネルのものはサイズがばらばらなので合う額がありません。特注の額は高価なのでとりあえずホームセンターで材木を買って作る予定。いろんなサイズがあるというのは見る方としては楽しいのですが、描く方や見せる側は面倒な作業でもあります。でもそれが大切です。絵というのは基底材と顔料と接着剤でできているのですから。僕の教室の生徒さんでも額が大変なので描く絵のサイズはいつも決めているという方も多いのですが、長年絵を描いているといろんなサイズで描きたくなるものです。もちろん描く内容やモチーフによってサイズは変わってくるし、今日はあまり大きい作品を描きたくないという日もあれば、思い切り大きな画面に描いてみたいという日もあります。人間あまり決まった枠にはめてしまうとつまらない人物になってしまうのと同じように、絵もあまり枠を決めてその中で納まるようにしてしまうのもいかがなものかと思います。特に芸術にとっては自由であることが美徳でもあるようにおもうので気分や内容によって描く絵のサイズもどんどん変えていいのでは思います。きっとなにか良いアイデアにつながると思います。
今日の作品。
by mitsuo_ishimoto
| 2017-05-23 17:59
| アトリエ蒼通信
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