フェルナンド・ホドラー展 |
東京での展覧会は今日が最終日。なんとか間に合った。
若い頃からホドラーの明るい色彩と光と影のコントラストの強い画面が好きだった。実際こうしてまとめて作品を見ることができるのはうれしい限りだ。初期の作品はどこか「死」を意識させる作品が多かったが20世紀になって「生」の絵画に変わってゆく。僕にはどこかふっきれたような明るさと踊るような人物のポーズや大画面の構図が少し不自然に感じるぐらいだったが、それは逆に造形としてのリズムや面白さを表しているようだ。個人的には初期の木を描いた数点の風景画が最も気に入った。
ホドラー展を見てから常設展も見る。西洋美術館の常設展は充実しているのでうれしい。
