今日からアトリエ蒼の会員になった方は日本画に興味があって、描きたいと思っているそうなので、今日は日本画について簡単に説明しました。僕は油絵の出身なのでそんなに詳しくないのですが、大学で日本画の授業というのがあり、描いた経験はあります。卒業後も仕事で日本画的なものを描く機会があったので画材はとりあえず一通り持っています。油絵がキャンバス(麻布)に顔料を油で溶いて描くのに対して、日本画は和紙や絹に墨や顔料(岩絵の具)などを膠で溶いて描くというのが大きな違いです。ただ教室で日本画を本格的に描こうとするとかなり大変だし、画材も油絵より沢山使い、面倒で、高価です。そこで、今日はまず顔彩という日本画の水彩絵の具のようなものを使い絵を描くことにしました。絵手紙などで使う絵の具です。それと墨。紙ははがきサイズの水彩紙や滲みやすい画仙紙、つぎに滲みにくい和紙などを使って描きました。やはり滲みにくい和紙が一番描きやすいというので、最初は少しこの紙で描いて、次に色紙や麻紙ボードなどに描いていこうかと考えています。そのうち自分の落款なども彫る予定です。ただし、僕の場合本格的に日本画を習ったわけではないので、なんちゃって日本画かもしれませんが、そこはご勘弁を。この教室では一応、油絵、水彩、パステル、デッサンなどとHPにも書いてあるのですが、他にもいろいろやりたい方にはそれなりに勉強して挑戦しようと思っています。
今日の作品

ドイツに旅行したとき広場で大きな風船の大道芸を見たそうです。そのときの写真を元に描いた水彩です。とても夢があって、子供のポーズや表情もかわいいですね。