2013年 04月 30日
フランシス・ベーコン展とアントニオ・ロペス展 |
連休の谷間の今日は朝から展覧会巡り。
最初は竹橋の国立近代美術館で開催中のフランシス・ベーコン展。
ピカソと並ぶ美の巨匠とかパンフレットに書かれていますが、知らない人も多いはずです。印象派のようにきれいでおだやかな絵ではないので、ある人にとってはとても違和感があって好きになれないかもしれませんが、僕は以前から好きだった画家だったので、本物をまとめて見ることができて感激しました。絵をガラスの入った金色の額に納めるというが、ベーコンの指示だったので作品はほとんど反射するガラスを通してみることになるというのも、初めて知りました。黒いバックの人物画の中に自分の顔が映り込み奇妙な感覚を覚えました。
ベーコンの描く人物は半透明のようであったり、死んだ肉の固まりのようであったり、また奇妙にゆがみうねったポーズで不思議な室内の中に巧みな構図で配置されています。色彩も鮮やかで美しい。でもなんか怖い。言葉でうまく説明もできないし、見た感想もうまく書くことができません。こんなふうに書くとなんか難しそうだなと思わずに趣味で絵を描いている方にもぜひ見にいって欲しいとおもいます。
5月5日の日曜美術館でも紹介されると思うので興味のある方はご覧ください。

近代美術館の常設展もぐるーと一回りして、午後からは渋谷の文化村で開催中のアントニオ・ロペス展へ。現代スペインリアリズムの巨匠です。
とにかく執拗に描きこみ写真以上のリアリズムを感じさせる画家です。じっくり描き込むために制作には何年もかかるので寡作です。僕は画集を持っていたのですが、実際に作品を見るのは初めてでした。これもやっぱり画集ではわからないことがたくさんあって、その大きさやたたずまいなどは想像していたものとは違い、静かで穏やかな感じのする作品でした。

アントニオ・ロペス展
最初は竹橋の国立近代美術館で開催中のフランシス・ベーコン展。
ピカソと並ぶ美の巨匠とかパンフレットに書かれていますが、知らない人も多いはずです。印象派のようにきれいでおだやかな絵ではないので、ある人にとってはとても違和感があって好きになれないかもしれませんが、僕は以前から好きだった画家だったので、本物をまとめて見ることができて感激しました。絵をガラスの入った金色の額に納めるというが、ベーコンの指示だったので作品はほとんど反射するガラスを通してみることになるというのも、初めて知りました。黒いバックの人物画の中に自分の顔が映り込み奇妙な感覚を覚えました。
ベーコンの描く人物は半透明のようであったり、死んだ肉の固まりのようであったり、また奇妙にゆがみうねったポーズで不思議な室内の中に巧みな構図で配置されています。色彩も鮮やかで美しい。でもなんか怖い。言葉でうまく説明もできないし、見た感想もうまく書くことができません。こんなふうに書くとなんか難しそうだなと思わずに趣味で絵を描いている方にもぜひ見にいって欲しいとおもいます。
5月5日の日曜美術館でも紹介されると思うので興味のある方はご覧ください。

近代美術館の常設展もぐるーと一回りして、午後からは渋谷の文化村で開催中のアントニオ・ロペス展へ。現代スペインリアリズムの巨匠です。
とにかく執拗に描きこみ写真以上のリアリズムを感じさせる画家です。じっくり描き込むために制作には何年もかかるので寡作です。僕は画集を持っていたのですが、実際に作品を見るのは初めてでした。これもやっぱり画集ではわからないことがたくさんあって、その大きさやたたずまいなどは想像していたものとは違い、静かで穏やかな感じのする作品でした。

アントニオ・ロペス展
by mitsuo_ishimoto
| 2013-04-30 22:26
| 美術館
|
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