エアーブラシ通信96 2012年10月13日(土) |
この教室は第2、4土曜日の午前と午後クラスがありますが、最初のうちは1回か2回で作品が完成するペースで進んでいくのですが、ある程度のベテランになると作品の資料探し、構想、下絵から自分で進めていくので、作品完成まで2〜3ヶ月、長いときでは4ヶ月以上費やすこともあります。1回の授業が2時間半なので4ヶ月といっても正味、20時間ほどですが、家でも制作することもあるので、もっと長くかかる場合もあります。それだけじっくり取り組んで完成するとうれしさや達成感を感じることもできるし、同時にいろいろな反省も生まれてきます。そして、作品が完成するとまた次の作品について、構想やアイデアを練らなければいけません。最初の頃は僕が課題や、テーマをあたえていくのですが、途中からはすべて自分で決めて行きます。いろんなものを描けるようになるのもよいことですが、自分の好きなテーマや画題を繰り返し描いていくのもとても勉強になります。例えば、植物を描いた方はまた違う植物を描くとか、人物の顔を描いた人はまた違う人を描いてみるとか?そうすると、前回感じた反省点や問題点を次の作品で解決したり、克服していったりできるものです。上達するためには、おなじようなことを何度も繰り返すことがとても大切だと思います。
今日の作品。

庭に咲いたハイビスカスを描きました。資料の写真も自分で撮影した100%オリジナルです。後は細かい部分の修正などをすると完成です。

こちらは人物(マルコムX)セピアぽい不思議な色調で描きました。