アトリエ蒼通信259 2012年5月8日(火) |
今日は新所沢のアトリエ蒼、火曜日の教室。
今まで水彩を描いていた男性二人が今日から油絵を始めることになり、画材の使い方などを説明して、まず1作目に取りかかりました。
油絵を初めて描いたときのわくわくした感じと戸惑いが伝わってくるようでした。
油絵の描き方を簡単に説明するのは以外と難しいです。それはあまりにもいろんな描き方があるからで、人によって描き方は様々です。とりあえず今日はオーソドックスに鉛筆で下絵を描いて好きな色を塗っていくという方法で始めました。
人によっては下絵は木炭でやる人もいるし、そのまま、アンバーやイエローオーカーなどのおつゆ描きで始める人もいます。あるいは下地に好きな色を塗って描き始めたり。いきなり色面をどんどん塗って重ねる人もいます。
下絵を描いたらどこから塗って行くのかは、これもその人しだいですが、僕はまず、広いところから塗っていったらどうでしょうかと答えています。選ぶ色もそのものの色ではなく好きな色を塗ってみて、だんだんと物の色に近づけていけばいいと言っています。油絵は塗り絵ではないので、色で描いていくような塗り方をすると形ができてきます。
きょうは戸惑いながらも楽しそうなお二人でした。
今日の作品

薔薇やアネモネなどを描いた水彩。
花を見た時の感動やイメージが伝わってくる作品です。
鉛筆などで下描きをしないでいきなり絵の具で描き始めました。イメージが先行しすぎて画面がまとまらなくなってきましたが、それくらい元気がいい方が楽しい絵になるようです。