水曜絵画通信94 2012年3月28日(水) |
また、震災から1年が経っても、当時の記憶がよみがえって不安になることもあるようです。
以前もブログで描きましたが、実は僕もこの3月から4月が苦手です。多分芸大試験に落ちて今年もまた浪人生かという30年も前の記憶を引きずっていたり、個人的にこの時期に家族や友人を亡くしているので、この時期の空気の感じや、花の臭いを嗅ぐと当時を思い出したりして少し憂鬱な気分になります。日は毎日長くなって、暖かくなっているのにどうも気分が晴れないし、ゆっくり絵を描く気分になれないというときは誰にでもあるのではないでしょうか?
僕はそんな時は家でいないで、外出するようにしています。きれいな風景の場所に行ったり、美術館やお寺に行ってゆったりとした時間を過ごしたりしていると、何んとなく気分も落ち着いて、良い絵や美しい仏像を見て刺激され自分も描きたくなってきます。
僕の教室の中でも、ご家族の方が病気になってその看病のために好きな絵を休まなくてはいけなくなったり、ご自分の病気入院や治療のために絵を描けない方も何人かいらっしゃいます。
自分や家族がとりあえず健康であることはほんとはすごく幸せなことなので、周りの状況や気分に流されないで、自分の安心できる時間を持つことをおすすめします。
今日はj−2瑞穂店の水曜絵画教室。
いよいよ来週の水曜日は教室展の搬入です。
今日は、終了後もみなさん額を選んだりして準備も着々と進んでいるようです。
今日の作品。

アクリル作品。明るくて鮮やかな色使いが素敵です。