2011年 09月 16日
「磯江毅展=グスタボ・イソエ」と「イケムラレイコ うつりゆくもの」を見に行きました。 |
今日は午前中から展覧会巡り。
まず、午前中は練馬区美術館で開催中の「磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才」という展覧会を見に行き、午後からは東京国立近代美術館で開催中の「イケムラレイコ うつりゆくもの」という展覧会を見に行きました。
磯江毅は高校を卒業後に単身スペインに渡り、リアリズム絵画にのめり込みます。同世代のイケムラレイコは大阪外大からスペインに渡り、セビーリャ美術大学で学び、その後、スイスを経てドイツに。
二人とも日本のいわゆる芸大や美大を出ていません。
同じようにスペインに行きながらも、磯江は描くことを極めることで物の存在や精神性までを表現しようとします。髪の毛やしわの一本まで描ききる磯江に対して、イケムラレイコの描く人物(主に少女)には目鼻立ちはもちろん手や足までも描かれてはいません。描くことは最小限におさえられて、うつりゆく不思議な存在感と無を見る者に感じさせます。
表面上はまったく違う二人ですが、静かで落ち着いた精神性のある作品であることは共通しています。
ぜひ、ご覧ください。
磯江毅展は10月2日(日)まで
イケムラレイコ展は 10月23日(日)までです。

まず、午前中は練馬区美術館で開催中の「磯江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才」という展覧会を見に行き、午後からは東京国立近代美術館で開催中の「イケムラレイコ うつりゆくもの」という展覧会を見に行きました。
磯江毅は高校を卒業後に単身スペインに渡り、リアリズム絵画にのめり込みます。同世代のイケムラレイコは大阪外大からスペインに渡り、セビーリャ美術大学で学び、その後、スイスを経てドイツに。
二人とも日本のいわゆる芸大や美大を出ていません。
同じようにスペインに行きながらも、磯江は描くことを極めることで物の存在や精神性までを表現しようとします。髪の毛やしわの一本まで描ききる磯江に対して、イケムラレイコの描く人物(主に少女)には目鼻立ちはもちろん手や足までも描かれてはいません。描くことは最小限におさえられて、うつりゆく不思議な存在感と無を見る者に感じさせます。
表面上はまったく違う二人ですが、静かで落ち着いた精神性のある作品であることは共通しています。
ぜひ、ご覧ください。
磯江毅展は10月2日(日)まで
イケムラレイコ展は 10月23日(日)までです。

by mitsuo_ishimoto
| 2011-09-16 21:19
| 美術館
|
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