2010年 12月 22日
水曜絵画通信66 2010年12月22日(水) |
今日は冬至というのに暖かい一日。
J-2瑞穂店の水曜絵画教室も今日が今年最後の授業です。
今日はアクリル絵の具のことについて少し。
アクリル絵の具には普通の透明色を含むものと、アクリルガッシュという不透明なものがあることは以前このブログにも書きました。
それ以外にアクリルで絵を描くとき知っておきたいのがメディウムというものです。
メディウムというのは絵の具に混ぜて使うノリのような物で、全く混ぜなくても水だけを混ぜても描けるのですが、いろんなメディウムを使うと違った表現をすることができます。
まず下地剤としてよく使うのがジェッソです。
石の粉が入った下地材で、キャンバスや紙、布、石などいろんな物に塗れてアクリル絵の具を定着させやすく、絵の具の伸びや発色を良くします。
粘りの強いパテ状の地塗り盛り上げ剤のモデリングペーストはマチエールを作ったり立体的な表現ができます。
絵の具と混ぜて艶をだすグロスポリマーメディウムやつや消しにするマットメディウム。
光沢をだし接着力を強くして盛り上げ効果もあるジェルメディウム。
絵の具を乾きにくくするリターダーはきれいなグラデーションやぼかしを出したいときに使います。
他にも漆喰状の下地を作る物や、ざらざらとした下地を作るものなど、最近はいろんなものが売っているので画材店のアクリルメディウムのコーナーで確かめてください。
これらの下地剤やメディウムは別に使わなくても絵が描けるのですが、もっと違う表現をしたいとか
、独特なマチエール(絵肌)を作りたいと思う方は使ってみると、絵を変えるきっかけになるかもしれません。
油絵にも厚塗りやうす塗りがあるように、アクリル画もうんと厚塗りにしたり、地塗りしない布に直接しみ込ませるように描くステイニングという画法もあって、それらの技法を助けるのがメディウムです。
今日の作品です。
シンプルにアクリル絵の具だけで描いた作品です。背景をどう扱うかを迷っていましたがブルーグレーの落ち着いた色で分けて絵がグンとよくなりました。絵は下地を変えるだけでずいぶん描き具合が変わるので今度チャレンジしてみてはいかがでしようか?
この方の描く作品はどこか形がぷっくりとしていて柔らかでかわいいのが魅力的です。
J-2瑞穂店の水曜絵画教室も今日が今年最後の授業です。
今日はアクリル絵の具のことについて少し。
アクリル絵の具には普通の透明色を含むものと、アクリルガッシュという不透明なものがあることは以前このブログにも書きました。
それ以外にアクリルで絵を描くとき知っておきたいのがメディウムというものです。
メディウムというのは絵の具に混ぜて使うノリのような物で、全く混ぜなくても水だけを混ぜても描けるのですが、いろんなメディウムを使うと違った表現をすることができます。
まず下地剤としてよく使うのがジェッソです。
石の粉が入った下地材で、キャンバスや紙、布、石などいろんな物に塗れてアクリル絵の具を定着させやすく、絵の具の伸びや発色を良くします。
粘りの強いパテ状の地塗り盛り上げ剤のモデリングペーストはマチエールを作ったり立体的な表現ができます。
絵の具と混ぜて艶をだすグロスポリマーメディウムやつや消しにするマットメディウム。
光沢をだし接着力を強くして盛り上げ効果もあるジェルメディウム。
絵の具を乾きにくくするリターダーはきれいなグラデーションやぼかしを出したいときに使います。
他にも漆喰状の下地を作る物や、ざらざらとした下地を作るものなど、最近はいろんなものが売っているので画材店のアクリルメディウムのコーナーで確かめてください。
これらの下地剤やメディウムは別に使わなくても絵が描けるのですが、もっと違う表現をしたいとか
、独特なマチエール(絵肌)を作りたいと思う方は使ってみると、絵を変えるきっかけになるかもしれません。
油絵にも厚塗りやうす塗りがあるように、アクリル画もうんと厚塗りにしたり、地塗りしない布に直接しみ込ませるように描くステイニングという画法もあって、それらの技法を助けるのがメディウムです。
今日の作品です。
シンプルにアクリル絵の具だけで描いた作品です。背景をどう扱うかを迷っていましたがブルーグレーの落ち着いた色で分けて絵がグンとよくなりました。絵は下地を変えるだけでずいぶん描き具合が変わるので今度チャレンジしてみてはいかがでしようか?
この方の描く作品はどこか形がぷっくりとしていて柔らかでかわいいのが魅力的です。
by mitsuo_ishimoto
| 2010-12-22 21:05
| 水曜絵画通信
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