2010年 12月 21日
アトリエ蒼通信174 2010年12月21日(火) |
今日はアトリエ蒼火曜日の教室。
水彩画を描いている人から「背景をうまく描くのにはどうすれば良いですか?」と
よく質問されます。
鉛筆で下絵を描いて、次に背景を一気に同じ一色の色で塗りたいときに、たいてい描いている途中に絵の具が乾いてきてムラができてすっきりしない背景になってしまいます。
水彩で広い面積をきれいにすっきり塗ることは、細かい部分を描くことより難しいかもしれません。
今日もそんな質問をされたので、実際やってみました。
まず水彩紙は良い物を使うこと。安い画用紙だとすぐムラになります。
筆は少し大きめで含みがよくて、細かいところも塗れる筆先がそろったものが良いと思います。
下絵を線でデッサンしたら
次に塗りたい色の絵の具をたくさん作ります。広い面積を塗るので絵の具もたくさんいります。
絵の具が少ないと途中で色を作り直してるあいだに画面が乾いてムラになります。
絵の具を塗る前に水だけで塗りたいところを濡らしておきます。そのときは背景だけを輪郭にそって濡らします。これももたもたしてると乾いてしまうのでできるだけ手早く。
背景全体が濡れたら次に先に作っておいた絵の具をたっぷりの水で溶いて、左上から順番に水を流し込むように一気に塗っていきます。
広いところは一気に、輪郭近くは慎重に中にはみ出さないよう手早く塗ります。
塗った後はあまり何度も触らずにしばらく置いておくと絵の具が全体に廻って、乾く頃にはムラも無く落ち着いてきます。
独立した背景部分は後で塗ります。
大切なのは、気持ちを集中して手早く、丁寧にぬることが大切です。
途中何があっても手を止めずに一気に塗ります。
背景が決まると画面の半分以上を描いた感じになるので 絵の全体の調子ができてきて、中のものも描きやすくなります。
慣れてくると最初に水で濡らさなくても描けるようになりますので、ぜひ一度やってみてください。
他にもマスキングインクでマスキングをする方法や、刷毛で一気に塗って後で筆で抜く方法などもあります。
今日の作品です。
多肉植物のような不思議な色の物を塗るには絵の具をパレットの中だけで混ぜて色をつくり塗るだけではなくて、画面の中で絵の具を混ぜて描くことで不思議な色合いが出てきました。
水彩画を描いている人から「背景をうまく描くのにはどうすれば良いですか?」と
よく質問されます。
鉛筆で下絵を描いて、次に背景を一気に同じ一色の色で塗りたいときに、たいてい描いている途中に絵の具が乾いてきてムラができてすっきりしない背景になってしまいます。
水彩で広い面積をきれいにすっきり塗ることは、細かい部分を描くことより難しいかもしれません。
今日もそんな質問をされたので、実際やってみました。
まず水彩紙は良い物を使うこと。安い画用紙だとすぐムラになります。
筆は少し大きめで含みがよくて、細かいところも塗れる筆先がそろったものが良いと思います。
下絵を線でデッサンしたら
次に塗りたい色の絵の具をたくさん作ります。広い面積を塗るので絵の具もたくさんいります。
絵の具が少ないと途中で色を作り直してるあいだに画面が乾いてムラになります。
絵の具を塗る前に水だけで塗りたいところを濡らしておきます。そのときは背景だけを輪郭にそって濡らします。これももたもたしてると乾いてしまうのでできるだけ手早く。
背景全体が濡れたら次に先に作っておいた絵の具をたっぷりの水で溶いて、左上から順番に水を流し込むように一気に塗っていきます。
広いところは一気に、輪郭近くは慎重に中にはみ出さないよう手早く塗ります。
塗った後はあまり何度も触らずにしばらく置いておくと絵の具が全体に廻って、乾く頃にはムラも無く落ち着いてきます。
独立した背景部分は後で塗ります。
大切なのは、気持ちを集中して手早く、丁寧にぬることが大切です。
途中何があっても手を止めずに一気に塗ります。
背景が決まると画面の半分以上を描いた感じになるので 絵の全体の調子ができてきて、中のものも描きやすくなります。
慣れてくると最初に水で濡らさなくても描けるようになりますので、ぜひ一度やってみてください。
他にもマスキングインクでマスキングをする方法や、刷毛で一気に塗って後で筆で抜く方法などもあります。
今日の作品です。
多肉植物のような不思議な色の物を塗るには絵の具をパレットの中だけで混ぜて色をつくり塗るだけではなくて、画面の中で絵の具を混ぜて描くことで不思議な色合いが出てきました。
by mitsuo_ishimoto
| 2010-12-21 18:16
| アトリエ蒼通信
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