エアーブラシ通信65 2010年12月11日(土) |
風邪やインフルエンザが流行ってきているようです。
その影響か今日はお休みの方が多いようでした。
今日の新しい課題は「薔薇」です。
花びらを立体的にエアーブラシで描くにはどうすれば良いのか、
葉の葉脈やふくらみなどをどのように書き表すかという課題です。
参考にした資料はマイケルリークという人の書いた「エアーブラシの技法百科」という本です。
この本の中にはエアーブラシの様々な技法をプロセスを追って写真で紹介してくれているので、同じような順序で模写してみると実際どのように描くと良いのかがわかってとても便利です。
今日はそのなかの薔薇です。

最初に葉の部分をカットして最も暗い部分から順番にはがしてエアーブラシで描いていきます。
次に花の部分をマスキングしてカットしてから、こちらも暗いところから順番にはがしていくのですが、これだけ複雑になっていくとはがす順番が難しいです。じっくり考えてはがす順に番号を振っておくとわかりやすいかもしれません。
緑1色と赤1色だけで薔薇が立体的にあらわせるのは描く順序によるものです。
最小限のカットとブラシングで描くことで作品がきれいに仕上がります。
この、薔薇の描き方の基本を理解しておくと難しい形もさまざまな表情も描けるようになってきます。