エアーブラシ通信59 2010年9月11日(土) |
今まで人の撮った写真を描いたり、模写などでエアーブラシのテクニックがついてきたと思ったら、ぜひ次はオリジナルの作品を作っていただきたいと思います。
そのためにはまず作品の構想を練らなければいけません。
例えば、1、女性の神秘的な美しさを描きたいとか、2、植物や昆虫の生体を美しくリアルに描きたいなど
の最初のテーマをもうけます。テーマは自分の興味のあるものを選んでいきます。
次にまず資料を集めます。
1の場合なら女性のポーズや体の動き、顔や手の表情などの資料を集めます。
資料は、図書館に行って写真集やポーズ集などを借りて見ます。
その他、インターネットを使える方は検索をかけてしらべたり、フォトストックのサイトを参考にしたり、Flickrなどの投稿写真のサイトをみたりするのも良いでしょう。
背景や服装、髪型などの資料も集めておきましょう。
普段から自分の好きな写真や新聞や雑誌の写真をスクラップしておくことをおすすめします。
もちろん自分で撮った写真も使えますし、そのためにモデルになる人をさがして写真を撮るなんていうのも本格的です。
集めた資料をみて人物のポーズや手の動き、顔の表情などを決め、服装なども描いてメインになる全体のイメージをつくります。背景や構図を決めて下絵を作ります。下絵は完成予想図、建築でいえば設計図です。
ここまでが結構時間がかかりますが、この作業がとても大切です。
下絵は何度でも修正できるので構図なども考えてこれだというのができるまで試行錯誤してください。決まったらそれを描くサイズにまで拡大してトレースして制作していきます。
後は楽しくエアーブラシでひたすら描いていけばいいわけです。
オリジナルの作品ができるようになると、絵を描く楽しさも、エアーブラシの可能性もどんどん広がっていきます。
今日の作品。

こちらはラッセンの模写。小さいサイズで描いたので細部は難しかったと思いますが、雰囲気はうまくつかめています。