アトリエ蒼通信椿峰4 2010年9月10日(木) |
前回から描いていた桃の絵が完成しました。
桃というのは形に目立った特徴はないし、色も淡くぼんやりして、短い毛が生えている質感など絵を描くには難しいモチーフです。それに面倒くさいザル、透明の瓶など難易度の高いモチーフながら、うまくまとめてくれました。


以前カナダ人の友人が日本人が桃の皮を剥いて食べるのをみて驚いていました。
カナダでは桃は剥かないで皮ごと食べるのだそうです。皮のすぐ下の部分が一番おいしくて栄養があるのだと言っていました。当時はあの、けばけばの皮は食べないだろう!と思っていたのですが、最近山梨から送っていただいた桃の中にはよく洗って皮ごと食べてくださいと書いてあったのでそうしてみたら確かに美味でした。特に桃がまだ固めのときがおいしいです。
透明水彩を始めると最初に戸惑うのが絵の具の名前です。
今まで、赤、黄、青、という日本語の表示だったのが、クリムソンレーキとか、バーミリオンとか、ビリジアンとかバーントアンバーとか聞いたこともない色の名前が出てきます。
実際、色と名前が一致するのにはかなりの時間がかかります。
そんなときは一度色見本を作ってみると良いでしょう。
下は今日の生徒さんのひとりが作られた色見本です。絵の具の濃淡を変えて丁寧に作られていて感心しました。

今度は、色を混ぜるとどんな色になるかいろいろ実験して色見本を作ってみても良いかもしれません。