ウィリアム ケントリッジ展 2010年2月4日(木) |
午後から竹橋の国立近代美術館にウィリアム・ケントリッジ展を見に行きました。
木炭とパステルで描いたドローイングを部分的に少しづつ描き直しながら、一コマ毎に撮影してアニメーションを作る、南アフリカの美術家です。もう10年程前この作家の画集を本屋さんで見つけて、そのドローイングのすばらしさに感動して購入。以来時々は眺めてこれがどんなアニメーションになるのかずっと興味を持っていました。横浜トリエンナーレで小さなアニメーション作品は見たのですが、この作家の全貌を見ることができるというので期待していました。美しい精巧な絵のアニメーションやCGのアニメとは違う原始的な手法のアニメーションは、消されたドローイングの汚れを痕跡として残しながら、イメージが絶えず変化し続ける不思議な物語を描いていきます。作品は南アメリカの歴史や社会状況を反映したテーマなどもあり、1作づつゆっくりと見ていたら3時前に会場に入ったのに2時間経っても全部見切れず、5時閉館のアナウンスが流れてきました。最後の方はゆっくり見ることができなかったのが少し残念です。見に行かれる方はロッカーにコートや荷物はすっかり預けてゆっくり時間をとって見ていただくことをお勧めします。
ウィリアム・ケントリッジ 展は2月14日までです。
どんな感じの作品か見てみたい方は近代美術館がアップしているYouTubeの画像を少し見ることができます。こちら
動画を見ましたが、シュールな味のある、刺激的な作品の様ですね。
見てみたくなりました。§