エアーブラシ通信41 2009年11月28日(土) |
エアーブラシを続けていると、必ずといっていいいほど、色の問題に突き当たります。
基本的に写真と同じように描きたいのだけど、どうしたらその色が作れるのかわからないという方が多いのです。「色を作って描いてみたけどどうも色が違う」とか、「この複雑な色の出し方がわからない。」とか「緑色がどうしても同じようになってしまう」とか「人の肌色が作れない」とかです。
エアーブラシの色は筆で塗って描く場合と少し違った色合いがでます。つまり色が面で塗られる筆塗りに対して点の集積のようになって色がでてくるからです。単純な色でも沢山の小さな点が重なると複雑な色になってきます。僕はあまり色数を使わないでなるべく基本色で色を作るようにしています。せいぜい12色ほど。
上手くつかうとたいていの色は作れます。みなさんのPCのプリンターはCMYK、つまりシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの基本4色のインクで写真をプリントしているのです。エアーブラシの技法はプリンターと少し似ているので、12色もあれば写真に近い感じで描けるはずです。
今日の作品

水玉の表現はとても良くなりました。葉の緑とカエルの緑をもう少し違えれば良かったかなと思います。