土曜絵画通信17 2009年11月7日(土) |
油絵にしても水彩にしても、どんな絵を描きたいのか、イメージすることはとても大切です。
例えば、「奇麗な色の絵を描きたい」とか「楽しい絵にしたい」とか「光を感じる絵にしたい」とか「重厚な絵を描きたい」とか「不思議な絵を描きたい」とか「面白い絵にしたい」とか言葉で言うといくらでも出てきますが、自分で、モチーフを選びながら完成をイメージしてみることはとても大切です。でないとただそのまま描きましたという 絵になってしまいがちです。最終的にイメージ通りの絵ができなくても、最初のイメージはその絵を作り上げる大きな原動力になっているはずです。絵を始めて、画材にも慣れてきたころからそんなことを考えてみてはいかがでしょう?
今日の作品。

ぶどうや洋梨を描いたF8の油絵作品です。独特の絵肌(マチエール)のある絵になってきました。

写真をみて描いた紅葉の風景です。日の当たった明るさを表現するために木を白で残して色をつけていきました。風景の中で木は単純に茶色に塗ってしまうとおもしろくないですね。以外と明るいグレーの木が多いものです。秋の光を感じる爽やかなスケッチになりました。