アトリエ蒼通信89 2009年9月29日(火) |
秋は風景を描くには絶好の季節です。暑くもなく寒くもなく、木々は色付いてきて天気も安定しています。
スケッチに行った経験の無い方も是非一度野外で絵を描いてみてください。スケッチというとどこか風光明媚な場所にいってイーゼルを立てて本格的に描くイメージがありますが、小さなスケッチブック1冊と鉛筆だけ持って近所の公園やビルの屋上でも良いし、自宅のベランダから見える景色だって良いのです。気軽に始めることが大切です。
ただ、形やスタイルから入るとのめり込み易い方は手頃な大きさのスケッチブックやスケッチ用の椅子などをそろえるのも良いと思いますが、スケッチの時はあまり大荷物にならないようして、できるだけ普段使っている道具を使うのがよいと思います。
アトリエではカボチャや柿、コスモスなど秋らしいモチーフを生徒さんが持ってきてくれました。
今日の作品です。

赤と緑がまだらにまじったカボチャと柿を描いたパステル作品。粘り強く形を探ったので迫力が出てきました。

コーヒーミルと貝などを描いた油彩作品です。物を見る素直な姿勢が出た良い作品だと思います。
歯車などが付いたミルには手こずりましたが良く描けています。

秋の果物を描いた水彩です。色のにじみやたらし込みが奇麗な効果を生んでいてすばらしいです。
描く愉しみがつたわってきます。seq