アトリエ蒼通信73 2009年6月23日 |
教室のある日に立ち寄る農協の直販所は、紫陽花が姿を消してユリやダリアに変わっています。ひまわりも今年初お目見えしてました。野菜もすっかりトマト、キュウリ、茄子などの夏野菜がならびます。
モチーフを組むとき上手く行くのが季節をとりいれたもの。梅雨には梅雨の夏には夏の旬のものをとりいれると雰囲気がでます。今日はスペイン製の陶器のろうそく立て、とポルトガル製の赤いボール。それと夏野菜。雰囲気でそうな取り合わせでしょ?
今日の作品です。

オレンジと茄子の紫がとてもきれいです。

ランプと野菜を描いた水彩です。とても丁寧に描かれていていいですね。全体のバランスや色の強弱など、
時々全体をみながら進めるともっと良くなります。
モノを描くのに夢中になると、モチーフ中の今描いているものと、自分の絵の描いているところばかりを見て周りが見えなくなります。そしてそれができたら隣のモノというように移っていってしまいます。画面は微妙なバランスの中で成り立っています。時々絵を離して絵全体をゆっくり眺めてみましょう。しだいに描きたい場所や描くべき場所が見えてきます。ベテランの植木職人はじっと木を見つめていたら木がここを切ってくれと話しかけてくるとか?絵も同じ、じっと見つめていると、次にここを描いてくれと話しかけてくるのでは?