アトリエ蒼通信61 2009年4月14日(火) |
今日は午前中新所沢のアトリエ蒼の教室。
静物を水彩やパステルで描いたり、写真に撮ってきた風景を油絵で描いたり、お友達に頼まれた本のカットイラストを描いたりといつものようにみなさんそれぞれ自由に制作しておりました。
今日の作品です。


4月30日(木)にスケッチ会を行うので風景スケッチのことについて少し書きましょう。
風景を描くときにまず大切なのは「どこ」を描くかです。つまりスケッチの場所選び。
描く風景を選ぶのも大事ですが、そこで長く座って描くわけですから描く環境も考えましょう。
ずっと日が当たっていると熱射病になることもあるし、今の時期、紙の白の反射で目が疲れたり、紫外線による日焼けも気になります。なるべく少し木陰になる位の平で座りやすい場所を見つけて描くようにしてください。5月後半や6月になると、森の中などでは蚊がでて集中できないこともありますので、虫除けのスプレーやなども用意しておくと良いですね。また通路や他の人のじゃまになるところはさけましょう。まわりに人が多すぎると自分も集中できません。描く景色は自分の好みで良いのですが、見て奇麗な景色が絵を描くのに向いているわけでは決してありません。何気ない景色やありふれた場所にも絵になるところは沢山あります。旅行に行ってあまりにも奇麗な景色だったので写真に撮って帰ってプリントしてみたらとてもつまらなかった経験はありませんか?前景、中景、遠景などのバランスや画面の構成などを考えて自分なりの風景を探してみてください。描きたい景色と落ち着く自分の場所が決まったら腰をすえてあせらずじっくり描いていきましょう。