アトリエ蒼通信58 2009年3月26日(木) |
午前のクラスは水彩を描く方ばかり。小さい教室ですがのんびり楽しい感じです。
今日のモチーフは昨日J−2の水曜絵画教室の生徒さんからいただいたスノードロップ。
春に咲く白い可憐な花です。他にはイチゴや春の野菜などです。
今日の作品です。

秋のスケッチに行った東大農場の古い小屋とトラクター。
古びた小屋の雰囲気と光を上手く表現しています。

スノードロップです。小さな花の白を表現するために鉛筆で下書きをしたら背景をまず暗い色でしっかり塗ってみました。背景が決まれば絵はほとんど6割くらい出来上がった感じになります。後はコツコツ中を描いていくだけ。花の白は紙の地の色を残しています。シンプルな色合いですが緑の表現もとても良いです。

アスパラ、トマト、ピーマンのシンプルな画材です。日本の水彩には淡彩画のイメージが強く残っていて
鉛筆でスケッチしたあと、淡い色で色づけすることが水彩のイメージです。そのイメージから脱して少し
濃い色で描いていく水彩を描こうとしています。水彩にもいろいろな表現があります。絵具を今までより少し濃くして描いてみたので良い効果が表れてきています。
今開催中の展覧会『アトリエ蒼展vol.1』出品中の作品から今日の教室の方の作品を1点紹介します。

水彩で描いた抽象画です。普段はデッサンや水彩で花や静物を描いていますが、時々自宅で抽象画を描くようです。面白い色と形を組み合わせて増殖していった細胞分裂のような作品です。どんどん挑戦していってください。